行列も納得の美味しさ!京都で食べたいフルーツたっぷり洋スイーツ3選
観光名所の多い京都。歩き疲れてホット一息つきたいとき、甘いスイーツは欠かせません。でも色々ありすぎてどれにしようか迷ってしまうことも少なくないはず。そこで今回は京都で行列ができるほど人気がある、絶品「洋」スイーツを3つご紹介します。
整理券必須!10分で完売する幻のパフェ「いちごやま」
京都駅からすぐ「Fukunaga901(フクナガ901)」の「いちごやま」は、コスパ抜群!パフェには、「あまおう」などのブランドいちごがほぼ1パックまるまる入っていて1500円。あまりにも人気のため、1日の販売数は限定30食です。整理券がないと食べられない「いちごやま」を詳しくご紹介します!
「いちごやま」は1日30食限定。朝10時から、店頭で30枚の整理券が配られます。整理券をもらえるのは1人につき1枚。友だちと食べたい場合は、並ぶところから一緒に行ってくださいね。
整理券の有効期限は、配られた日の14時~19時30分までの間なら、いつでも食べられます。
さて、人気の「いちごやま」の製作工程を間近で見せていただきました!ブランドいちご「あまおう」の断面が見えるようにグラスにびっしりと並べ、自家製のカスタードと、こちらも自家製のジェノワーズ(ケーキ生地)を土台にして、グラスのふちギリギリまでいちごを盛っていきます。
味にコントラストをつける甘酸っぱいライムジュレを仕込み、生いちごたっぷりの自家製シャーベットでフタをした上に、こんもりとバニラアイスをON。バニラエスプーマ(生クリーム)はいちごを支える程度に。あくまでいちごが主役のパフェです。
最後のいちごを乗せて「いちごやま」完成!1パックのいちごがみるみるうちになくなりました。
「2、3月になると、いちごの糖度が上がっていくので、アイスやシャーベットの甘さを控えていきます」と店長さん。そんな細かな味の調整ができるのは、すべてが自家製だから。バニラエスプーマなど、乳脂肪分は極力控えたり、キュッと酸っぱいライムジュレで味を引き締めたり。
旬のブランドいちごを主役に、ひとつのグラスの中でストーリーが楽しめる、幸せなパフェ体験。これは朝から整理券をもらってでも食べたい味だなと納得です。
京都好き、抹茶好きの方にオススメなのが「京の盆栽(抹茶パフェ)」。風情を大切にする京都らしく、細部にまでこだわりが詰まっています。ひと口で食べられるまんまるアイスや、中に潜んでいるゼリー、カステラに使われている抹茶は、茶師・上嶋伯協さんが管理する「上嶋爽禄園」の稀少茶葉を使用しています。
抹茶色に映える瑠璃色の器は、京都清水焼「トキノハ」に特注したもの。受け皿のカバーの下には、生きている苔が。商品企画のヒントを絵本や日常の風景から得ているそうで、細部まで独特の発想が詰まっています。
最近のカフェではあまり見かけなくなったフルーツポンチを発見!しゅわしゅわのソーダに季節のフルーツをたっぷり入れて、上に自家製カスタードプリンをのせたレトロかわいい一品。
香り豊かなアールグレイのアイスとソーダの爽やかさ。ナイフとフォーク型のチョコサブレもフォトジェニックで、幅広い層に人気です。今後も続々と新企画の商品がお目見えする予定。いつ訪れてもサプライズでいっぱいの「Fukunaga901」。「いちごやま」が楽しめるのは12月後半からゴールデンウィーク頃までの予定です。
“やま”に登頂すると素敵な手書きの絵はがきのプレゼントも。京都駅直結なので、京都旅行の記念に訪れてみてはいかがでしょうか?
■参考記事: 整理券必須!10分で完売する幻のパフェ「いちごやま」を徹底紹介(配信日: 2019.02.05)
全国にファン多数!一度は食べたい京都の絶品アップルタルト
金~月曜にかけてオープンする、京都のお菓子好きたちにも人気の「焼き菓子工房COLETTE(コレット)」。秋から春にかけて、さまざまなりんごの旬を追いかけ、生でかじると酸っぱすぎるようなりんごまで、絶品タルトに生まれ変わらせます。そんな「焼き菓子工房COLETTE」のスペシャリテ、噂のアップルタルトをご紹介します。
「焼き菓子工房COLETTE(コレット)」で1年間に扱うりんごの品種は、クッキングアップルを含め7種類ほど。どれも農家さんができるだけ有機栽培で、手をかけて育てた育ちのいいりんごたちです。
店主の三井さんが初めて出会ったクッキングアップルが、酸味際立つ「グラニースミス」。初めて「グラニースミス」を食べたときの青りんご特有の酸味、タルトにしたときのさわやかな甘みに感動し、クッキングアップルの世界にはまっていったのだとか。
なんとファンクラブまである青りんごが「ブラムリーズシードリング」。イギリスでは、クッキングアップルといえばブラムリーというほどポピュラー。
形は扁平で、生のままだとレモン並みのすっぱさなのですが、三井さんの手にかかれば、りんごとは思えないほどのパンチある酸味はそのままに、余韻に爽やかな甘みが残る絶品タルトに生まれ変わります。
ブリゼ生地(練り込みパイ生地)には、カナダ産のオーガニック薄力粉や、よつ葉バターを、アーモンドクリームにはスペインのマルコナアーモンドを使用するなど、原材料には譲れないこだわりが。材料ロスがないように、購入が1ピースだとしても予約をすると喜ばれます。ホールはもちろんご予約を。
「焼き菓子工房COLETTE」では、ほかにもシナノレッドや夏あかり、紅玉、ピンクレディ、ブレンハイムオレンジなど、さまざまなりんごを使ったタルトが登場。今日はどのりんご?と訪れるごとに新しい出会いがあるのも楽しみのひとつです。
さて、「焼き菓子工房COLETTE」があるのは、「北野天満宮」から北東に12分ほど歩いた西陣とよばれるエリア。京都の伝統産業 西陣織の一大生産地でもあります。京都駅周辺や四条通のように飲食店が密集してはいませんが、この街に惹かれて集まった、センスのよいお店が点在しています。
「焼き菓子工房COLETTE」は、2018年5月、下鴨からこの西陣エリアに移転してきました。お持ち帰りもできますが、まずはその日の朝に焼いたばかりの味を店内で。
ドリンクには、フランスの紅茶「KUSUMI TEA」のアールグレイ、無農薬・無化学肥料で作られたオーガニックコーヒーなどのほかシードル、ワインなどがラインナップしていることも。
カウンター席の前には、フランス人アーティストNathalieLete(ナタリーレテ)の壁紙があり、かわいらしい動物たちの住む森に紛れ込んだような気分に。時がゆったりと流れます。
ある朝、鹿児島の農家から届いた金柑で即興タルトを作ってから、改良を続けて、いまでは定番となっている金柑のタルト。
砂糖は使わずにグランマルニエ(オレンジのリキュール)でマリネして焼き込むことで、酸味もほろ苦さも生きている金柑に、あんずジャムで甘みをプラス。金柑が苦手という人にこそ食べて欲しい一品とのこと。こちらは11月後半から5月頃まで登場。
毎日食べても体に負担のないよう、可能な限りオーガニックな材料を吟味して使いながら、フランス菓子として成立させたい。そんな三井さんの真摯な思いとフランスで学んだ精巧な技術が生み出す焼き菓子は、どれもひと口で幸せな気持ちにしてくれます。
手土産には、日持ちのする焼き菓子はいかがでしょうか?人気は洋ナシの型に「COLETTE」の文字がある「塩サブレ」。甘さ控えめのサブレに、少し加えられたゲランドの「塩の花(一番塩)」が存在感を放つ、一度食べたら忘れられない味。お酒にも合いそうです。
ハリネズミの形をした「スペキュロス」(スパイスのビスケット)も人気です。スパイス好きにはたまらないのが、「11種のプロヴァンスハーブサブレ」。フランスのプロヴァンス地方では、庭先に自生しているハーブをいくつもミックスさせて料理を作るそう。そんなプロヴァンスの家庭料理を思わせるやさしい味です。
りんごへの概念が変わってしまうくらい鮮烈な印象をあたえてくれる「焼き菓子工房COLETTE」のアップルタルト。西陣エリアに来る予定のある人はぜひ。今まで知らなかった、りんごへの愛情が湧いてくるかもしれませんよ。
■参考記事: 全国にファン多数!一度は食べたい京都の絶品アップルタルト (配信日: 2019.02.10)
どこから食べる?感激必至、全長18cmの京都「いちごのミルフィーユ」
繁華街から離れた、京都の住宅街にある1軒のカフェが、いま大人気!人気に火をつけたのが、パリッパリのパイ生地と、ふわふわの生クリームを塔のように積みあげた「いちごのミルフィーユ」。ほかにもおいしくって絵になるスイーツがラインナップする「piu café(ピウカフェ)」へ、カメラを持っておでかけしましょう。
「piu café(ピウカフェ)」がある大将軍エリアは、嵐電の北野白梅町をまっすぐ南へ下がった長閑な住宅街。徒歩30分圏内には「北野天満宮」や「金閣寺」もあります。
本当にこの道であってるのかなぁ?と思いながら歩いていると、ありました。町の景色に溶け込みつつも、どことなくオシャレな雰囲気が漂うリノベーションビル。水色の扉を開けて、いざ中へ!
倉庫のような、コンクリート打ちっ放しの天井、インダストリアル系の器具が備えられたかっこいい内装に、アンティークの家具やドライフラワーでやわらかさがプラスされた、素敵な店内。太陽の光がたっぷり射し込み、開放感もあります。
横に長いカウンターの奥がオープンキッチンになっています。インテリア雑誌に出てくるキッチンみたい!ここで、「いちごのミルフィーユ」も作られます。
フレンチのお店で12年勤めていたオーナーシェフの中原さん。ミルフィーユ好きが高じて、試行錯誤の末に生まれたのが、このミルフィーユタワー!
隅々までサクサク感が損なわれない大きさのパイ生地に、生クリーム、あまおう、生クリーム、パイ…と、こんなに高く積み上がっていても崩れないのは、真ん中に芯が通っているから。
食べるのがもったいない!というか、どうやって食べたらいいのかわからない、積み上がったミルフィーユ。一段ずつ手ではがして食べるのが、一番食べやすいそうです。
撮影後のミルフィーユは、作られてから時間が経っているにもかかわらず、パイ生地がザクッとしていて、フニャっとした部分がまったくありません。生クリームも甘さ控えめで、フルーツの甘みの引き立て役に。
冬から春にかけては、「いちごのミルフィーユ」、夏になると「桃のミルフィーユ」が登場します。どどんとまるごと桃!その重みにも耐えるパイ生地の、パリパリ感がすごいです。クリスマスシーズンには特別スイーツがサプライズ登場することも!
ほかにも魅惑のスイーツがたくさんあって、次に来たら何を食べようと、メニューを見ているだけで、すでにリピート確実です。
彼氏が甘いものが苦手でも、この店をチョイスすれば間違いなし!コーヒーにもこだわっています。
独自でブレンドした豆を挽いて、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。ちなみに500円以上のデザートとセットにすると、コーヒー、紅茶は200円に、ホットチョコレートなどの単品ドリンクは100円引きになりますよ。
さらに嬉しい特典も。コーヒー、カフェオレ、カフェラテなどのドリンクが、テイクアウトだと店内の30%offに!散策のおともにいかがでしょう。
一度行ったら、ハマってしまうこと間違いなしの「piu café」。「金閣寺」や「北野天満宮」への参詣の立ち寄りに、少し離れてはいますが、足を伸ばしてもらいたいおすすめのスポットです。
■参考記事: どこから食べる?全長18cmの京都「いちごのミルフィーユ」に感激必至 (配信日:2018.12.17)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。