「プリンかき氷」が気になる!夏限定でかき氷店に変身する、京都の焼き菓子店
お菓子を求めて旅したくなる、京都の人気焼き菓子店「菓子・茶房チェカ」。素朴でやさしい焼き菓子で人気の「菓子チェカ」2階にある茶房が、夏の間だけ「氷屋チェカ」になり、カフェメニューがかき氷一色に変わります。
Summary
観光名所が点在する岡崎の人気スイーツ店
琵琶湖疏水が流れる横に「京都市動物園」があり、市民の憩いの場でもある京都市左京区の岡崎エリア。
その「京都市動物園」の北東あたりに焼き菓子の名店「菓子・茶房 チェカ」はあります。
骨董に囲まれた、ひっそりとしたカフェ
2階建ての小さな古民家の1階は、厨房と焼き菓子売り場。2階がカフェスペースになっています。1階でかき氷を注文したら、階段で2階へ。
あたたかみのある白壁は珪藻土。ご夫婦自らハシゴにのぼって壁土を塗られたそうです。
手作業のぬくもりとアンティーク小物、窓から見える東山の緑が、カフェ時間をゆったりとしたものにしてくれます。
茶房らしく、畳敷のスペースもあり、手前には茶釜があります。茶釜で沸かしたお湯で淹れたドリンクは、それだけでおいしさが二割増し。
お菓子屋さんならではの「プリンかき氷」
こちらが、斬新で見た目もかわいい「プリンかき氷」。特別に製作過程を撮影させていただきました。
土台には素朴な味わいのプリンを。
氷は極限まで薄く、濃厚なソースに合わせて大きくスライスするように削られます。
アングレーズソース(プリンと原材料は同じカスタード風味のソース)、カラメルソースと、氷でシロップをはさみながら、まぁるいかき氷の形に成形していきます。
どこをすくっても濃密なプリンの味がする、スイーツ好きにぴったりのかき氷です。
期間限定、爽やかなフルーツのかき氷
「氷屋チェカ」のかき氷は、苺みるく、宇治抹茶、宇治金時、宇治ミルク金時、パイナップル、パインヨーグルト、プリンの7種の定番に、期間限定のフルーツかき氷が加わります。値段はいずれも1000円以下。
蒸し暑い京都の夏にさっぱりと味わいたいのが、「日向夏のかき氷」。お菓子作りで使うコンフィチュールの延長線上にあるという果物のシロップをたっぷりかけていただきます。
作り置きをせず、日向夏のフレッシュな甘さと酸味を大事に手作り。5月末から登場し、シロップがなくなれば終了です。
1階の焼き菓子はとっておきの手土産に
2階の茶房は、夏の間はかき氷のみの提供になりますが、1階では焼き菓子のテイクアウトができます。
とにかく人気ですぐに売り切れてしまうので、カフェを利用する前にテイクアウト商品を注文しておくのがベター。
おすすめはいろいろありますが、注文が通ってからカスタードクリームを詰める「シュークリーム」(1個180円)は、遅くに行くと売り切れていることの多い人気商品。お手頃なので、おひとつ試してみては。
「菓子・茶房チェカ」の周りには、「京都国立近代美術館」、毎月第2土曜に手づくり市「平安楽市」が開催される「岡崎公園」、うさぎやテンジクネズミとふれあえる「京都市動物園」など、楽しいおでかけスポットがいっぱい。かき氷がメインか、おでかけがメインか、この際どちらでもいいですよね!
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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