食・グルメ 2019.07.20

週1日しかオープンしない！“珍しい”プリンが人気の秘密の喫茶室

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西東京にある「Jiccai」は、マンションの10階にある小さな喫茶室。毎週木曜日にだけオープンします。地元産の野菜を使った「ベジケーキ」や、美しい縞模様が入った「バーコードプリン」など、ここにしかないユーモアあふれるおいしいおやつばかり。ギャラリーを兼ねた室内には、店主さんが好きな作家さんの作品やアンティーク家具も。ひとりの時間を楽しみに訪れたい、秘密の喫茶室です。

Summary

扉が開くのは週に一度だけの小さな喫茶室
縞模様が美しい！ここにしかない魅惑の「バーコードプリン」
「やすだ農園」の野菜で作る絶品「ベジケーキ」

扉が開くのは週に一度だけの小さな喫茶室

西武新宿線の田無駅北口を出て、まっすぐ歩くこと7分。
築31年のとあるマンションの10階の一室に、毎週木曜日だけオープンする、小さな喫茶室「Jiccai（じっかい）」があります。

店に立つのは、店主の海老澤さんおひとりだけ。
自らデザインしDIYで造ったという“室内”には、靴を脱いであがります。
インドのアンティークテーブルやビンテージ家具が並び、白壁で包まれた“室内”は落ち着いた雰囲気。

ギャラリーを兼ねた喫茶室には、店でも使用している作家さんの器などが飾られ、一部は購入も可能。店主さんの好きな世界観で埋め尽くされた、魅力あふれる一室です。

喫茶として「Jiccai」を営む一方で、「chitosaji（ちとさじ）」の名でお菓子の製造や販売も行う海老澤さん。
喫茶を営業する木曜日以外は、ギフト用の焼き菓子や、都内飲食店等で販売するお菓子をひとつひとつ丁寧に作っているそう。

「ひとりなので、カフェもお菓子もできることは限られてしまいますが、ゆっくり過ごしに来てくださる方やお菓子を買い求めに来てくださる方のために、少しずつできることを増やしていければ」と海老澤さん。

縞模様が美しい！ここにしかない魅惑の「バーコードプリン」

「Jiccai」の人気メニューのひとつが、固めに仕上げたシンプルなプリン。
このプリン、ちょっとユニークな名前がつけられていて、その名も「バーコードプリン」（税込550円）。
四角くカットされた断面の縞模様。
これ、てっぺんでツヤツヤと輝くカラメルソースで描かれているんです。

縞模様の理由を海老澤さんに伺うと、「初めて作ったとき、たまたま近くにあった波型のナイフでカットしたら、ソースが溝に流れ込んでこの模様になって。おもしろいかなと思って、そのままお出しするようになりました」とのこと。
飾らず自然体な店主さんの人柄が表れた、ユーモアあふれるプリンです。

少し固めの、ほどよい弾力と控えめな甘さ。
濃すぎずやさしい苦味のカラメルソースがかかり、シンプルでとってもおいしい！
プリンのおともには、上石神井の「MAMMOTH COFFEE」さんの豆を使って、1杯ずつ丁寧にハンドドリップしてくれる「コーヒー」（税込500円）がおすすめです。

「やすだ農園」の野菜で作る絶品「ベジケーキ」

もうひとつ人気なのが、オープン当初からの看板メニュー「ベジケーキ」（税込480円）。すぐ近所で農業を営む「やすだ農園」さんが栽培している、イタリア伝統野菜「トロンボンチーノ」と米油で作った、「Jiccai」オリジナルのケーキです。

普段から同店の直売所で売られている野菜を頻繁に購入していたという海老澤さん。「街興しなんて言うと大げさだけど、自分も好きなお店でしたし、何かおいしいものが作れたらと思って」と、オリジナルのケーキを作ったそうです。