京都の人気和食店から生まれた甘味処。自分で仕上げる“手織り果子”が素敵!
京都で人気沸騰中の和食店「AWOMB(アウーム)」から、甘味処としてオープンした「AWOMB こころみ」。小さく仕立てられたおやつを包んだりのせたりして食べる手織り果子が、フォトジェニックで楽しいと話題になっています。 見て、作って、食べて楽しい手織り果子の世界。京都旅の思い出にいかがですか?
Summary
京町家をリノベーション
阪急「烏丸駅」、市営地下鉄「四条駅」からともに徒歩7分。京都の中心地に位置する「AWOMB こころみ」は、手織り寿しで有名な「AWOMB」の姉妹店として2018年12月にオープンしました。 京町家をリノベーションした店内はしっとり落ち着ける雰囲気。1・2階に客席があり、いずれも相席スタイルとなります。
1階ではショップセレクトの体にやさしいお茶や、お店で実際に使用している器やカトラリーなどの販売も。 実用的なものだけでなくアート作品もさりげなく並んでいて、眺めているだけで楽しい。
手織り果子の華やかさと楽しさ
手織り果子は、かつて日本のお菓子が木の実や干した果実だったことに由来し、“果”の字をとって名付けられました。小さく盛られた16種類のおやつと白味噌のソフトクリーム・乳餡を使って、自分で果子作りを“こころみ”ます。
おやつは、キウイやデコポンなどの果実と、クコの実やチアシードなどの木の実を使用し、寒天や餡、葛餅やシフォンケーキに仕立てられています。 崩してしまうのがもったいないほど華やかでかわいいルックス……!
果子作りは、感性が赴くままに。今回はクレープで寒天のおやつと乳餡を包んで巾着にし、パクリ。さらりとしたクレープとねっとり濃厚な乳餡、寒天の涼やかな食感が相まって、食べ終わるのが惜しいおいしさです!
乳餡は、まるでチーズケーキのようなリッチな味わい。器の底にはまろやかな豆乳ゼリー、その上に豆乳クリームとたっぷりの乳餡、いちばん上が求肥と抹茶で、この器だけでもパフェのような重層的な味わいです。そのまま食べておいしいのはもちろん、溶けた状態をお汁粉のような感覚で飲み干すのもおすすめ。
自分で“こころみ”るドリンク
「手織り果子」だけでなく、ドリンクも自分で作り上げるのが「AWOMB こころみ」のスタイル。自分でおうすを点てられる「手前点前」は、京都の日本茶専門店「一保堂茶舗」の抹茶と、こころみ自家製のお干菓子・琥珀糖が添えられています。
きちんと点てられるかな、と不安に思うことなんかありません。作法を気にすることなく、自分のための一杯を自由に点てて楽しみましょう。 ちなみに、よりおいしく飲むためのコツは、茶筅を細かく動かしてしっかり攪拌すること! 記憶に残る果子作りが楽しめる「AWOMB こころみ」。手織り寿しを提供するお隣の「AWOMB」は予約必須の大人気店ですが、こころみはまだオープンしたばかりということもあり少しだけ余裕があります。人気爆発して気軽に行けなくなる前に、ぜひ“こころみ”てみて。
text:木村桂子(ウエストプラン)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
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