全国からパフェマニアが集結!シメにも使える京芸術的ジェラートパフェ
京都パフェ巡りをする女子の間で大人気の「SUGiTORA」のパフェ。全国のパフェマニアからの人気も高く、雑誌やテレビなどでも、その美しすぎる姿が話題に。まさにパフェ界のトップモデル的な見た目の美しさもさることながら、「食べても凄いんです!」と、味にも定評のある「SUGiTORA」パフェの人気の秘密を徹底調査します!
Summary
繁華街の商店街をつなぐ細い路地に名店あり
全国からパフェマニアが集まる「SUGiTORA」があるのは、京都市中京区の阪急「河原町」駅から徒歩6分ほど。修学旅行生のメッカ、新京極商店街と寺町商店街を繋ぐ路地内にあります。
路面店の1階はジェラートショップ。パフェがいただけるのは螺旋階段を上った2階のカフェ。
カフェ席は最大で15席。日によっては、店前の路地を往復するほどの行列ができることもあるそうです。
年間ランキング第1位は、夏が旬の「桃とサバランのパフェ」
「SUGiTORA」のなかでも1年を通して一番人気なのが、夏限定の「桃とサバランのパフェ」。三日月の中に真珠を忍ばせたような、このデザイン。SNSにもよくアップされているので、パフェマニアならどこかで目にしたことがあるのでは?
パフェの主役は、四季折々に出回る旬のフルーツを使ったジェラート。このパフェで楽しめるジェラートは、「桃とミント」「ミルク」「オレンジサンギーヌ」の3種類です。
グラスの中のワイン色は“サバラン”。ハード系の焼菓子を赤のスパークリングワインで半日じっくりと漬け込んだサバランに、グラス底のオレンジサンギーヌジェラートの酸味のある甘さと混じり合って、なんともいえず上品。洋酒の効いた大人味に、フレッシュな桃のみずみずしさが引き立ちます。
さらに、グラスを飾るパーツの菓子も繊細な美しさ。丁寧な仕込みで作られており、ジェラートを引き立てながら、それぞれに個性がキラリと光ります。
令和の最新作「チャイとライチのパフェ」は別添えシロップで大人味
「桃とサバランのパフェ」のように定番で毎年登場するパフェもあれば、新作パフェもあります。2019年7月現在の最新作が「チャイとライチのパフェ」。ジェラートは、「ミルク」「チャイ」「ライチ」の3種類。 チャイ用のCTC茶葉(つぶして丸めた茶葉)を煮出して作った「チャイ」のジェラートは、小さな子どもにも食べやすいようにスパイス抜き。その代わり、別添えの特製シロップにはカルダモン、シナモン、生姜、ペッパーがたっぷり。シロップをかけることで新しい味に生まれ変わります。
パフェの構成は、惜しみなく公開されています。この味は、何?と気になる人にはうれしい限り。
「SUGiTORA」のオーナーシェフが凄い
「SUGiTORA」のシェフ・杉田 晋一さんは、京都出身。東京やフランスで修業を積み、2017年に満を持して京都で自身のお店を開店されました。技は東京のラグジュアリーホテルで、心はフランスで磨き、2015年にはパティシエ・コンクールの最高峰である「クープ・デュ・モンド」では銀賞を受賞された、凄腕のシェフです。
「フルーツは、出始め、旬、終わりがけと味が変わる。それを、いつもトップの味に持っていきたい。パティシエの思考でジェラートもパフェも作っています」と杉田さん。食べた瞬間からファンになってしまう人が多いのも納得です。
歴代の季節限定パフェの一部をご紹介
定番パフェのほか、さまざまな季節のパフェも人気です。1月下旬から5月中旬に登場する「いちごとエクレアのパフェ」。グラスの中にはレモンを効かせたイチゴジェラート、クレームブリュレとヨーグルトクリーム。赤ワインのサングリア風ソースが大人女子にぴったり。
予想を超えた反響があったという「豆花(トーファ)とジャスミンのパフェ」は、4月下旬に登場。台湾スイーツをSUGiTORA流にアレンジ。大豆から豆乳を絞るところから手作りした本格派の豆乳ジェラートに、アプリコットジャスミンジェラートの爽やかな酸味の組み合わせが絶妙です。
お持ち帰りのジェラートは4個セットがお得!
1階のジェラートショップでは、食べ歩きにおすすめのジェラートがショーケースに並びます。ジェラートのラインナップは、パフェに入っているジェラートとほとんどリンクしていますが、パフェに採用されなかった新作ジェラートが並ぶことも。
ジェラートは持ち帰りもOK。4個以上購入するとオリジナルの保冷バッグに入れてくれます。持ち帰りの時間は1時間程度と短めですが、宿泊先に戻ってホテルでゆっくり食べたい人や京都近郊への手土産にぴったりです。 見た目の美しさへの感動はもちろん、調和のとれた味の素晴らしさ、さらに食べ終わった後味の余韻もいい大人パフェ。真夏でも爽やかに食べられるパフェをお探しの方にもオススメです。
Photo:B PHOTO WORKS 畑中勝如
text:小西尋子
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
まだある関連記事はこちら!
●京都に行くなら!観光のついでに食べたい華やかパフェ8選
●“チョコミン党”が愛してやまないチョコミントパフェ。京都の町家カフェにいざ!
●京都の人気和食店から生まれた甘味処。自分で仕上げる“手織り果子”が素敵!