
都内のおすすめ博物館15選 今度の休みは博物館で未知なる体験を楽しもう!
平凡な日々にアクセントが欲しいなら、博物館へ! 日常生活では目にしないような興味深いものにふれあえば、好奇心が刺激されて、遊び心がよび戻されます。行き詰まっていた課題にも、解決策が見つかるかもしれません! 次の余暇に行ける都内のおすすめ博物館15件をご紹介します。
Summary
ニホンドウ漢方ミュージアム
漢方専門店「薬日本堂」が展開する「ニホンドウ漢方ミュージアム」は、漢方相談ができるブティック、ギャラリー、スクール、薬膳料理を楽しめるレストランで構成された、漢方ライフスタイル提案型複合施設。
1階は漢方相談カウンター、2階は100種類の生薬がずらっと並んだ漢方ギャラリーになっています。
日本で使われている生薬は約300種類もあり、「薬日本堂」では約200種類の漢方薬を取り扱っています。店内には生薬の香りの違いを体験できるコーナーも。生薬といっても、植物なら根、樹皮、葉、果実、種子などさまざまな薬用部位があり、馴染みのあるものから独特の香りがするものまで、さまざまな生薬の香りをかぐことができます。
漢方専門の相談員によるブティックでの無料カウンセリングはぜひ。電話や公式サイトから予約するのがおすすめです。悩みを伝え、血流・顔色・舌の状態をチェック、さらに食生活・睡眠など多方面からアプローチして、症状と体質にあった漢方薬を選定、さらに食事や運動といった健康習慣も提案してくれます。
漢方薬や健康茶などを販売するブティック、薬膳レストランもありますよ。
■ニホンドウ漢方ミュージアム(にほんどうかんぽうみゅーじあむ)
住所: 東京都渋谷区南青山5-10-19 青山真洋ビル 1・2F
TEL: 03-5774-4193
営業時間: 11~20時
定休日: 無休
■参考記事:【おとなのソロ部】「ニホンドウ漢方ミュージアム」で漢方を見て・知って・学んで、生活に取り入れよう! おひとりさま薬膳鍋も!(配信日:2025.06.06)
Space Travelium TeNQ
2024年11月に開業した、宇宙旅行をテーマにした展示やVR体験を楽しめるエンターテイメント施設「Space Travelium TeNQ(すぺーすとらべりうむてんきゅー)」。
日常から切り離されたような10エリアで構成された館内は、見る・ふれる・体験するなど、さまざまな形で宇宙を感じられます。
宇宙旅行について楽しみながら学べる「Space Tarminal」は、宇宙のくらしガイドやTeNQ式!宇宙旅行ツアー診断、月の隕石や宇宙関連の素材など、遊びの要素が盛り込まれた体験が楽しいエリアです。
ほかにも未来の宇宙旅行を体感できるVRエリア「SORAVEL LINE」や、宇宙に関連するテーマをTeNQの視点で紹介する企画展示エリア、オリジナルグッズを販売する宇宙ストア、カフェなどもあるので、たっぷり遊べます。
■Space Travelium TeNQ(すぺーすとらべりうむてんきゅー)
住所:東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティ 黄色いビル 6F
電話番号: 03-5800-9999(東京ドームシティわくわくダイヤル)
営業時間:11~21時(土・日曜、祝日は10時~)、最終入館は20時
定休日:無休(整備旧館あり)
料金:入場大人2500円(土・日曜、祝日、特定日は3000円)、中高校生1800円(要身分証明書)、小学生1300円、未就学児(3歳以上)800円
※7歳未満の子ども、利用規約の記載内容に該当する方はVRコンテンツを体験できません
※その他の詳細は公式サイトをご確認ください
貨幣博物館
日本銀行本店本館の正面玄関の向かいに立つ「日本銀行金融研究所貨幣博物館(以下、貨幣博物館)」は、貨幣やお金に関する資料を保存・公開する施設。実際に使われてきた貨幣やお金にまつわる資料などを見ることができる博物館です。
エントランスを入って入館手続きを済ませたら、2階へ上がります。展示室まで向かう通路に、国内で発行された代表的な貨幣がデザインされた記念撮影スポットがあり、フォトプロップスも用意されています。展示室内は撮影NGなので、来館記念の撮影はここでしましょう!
日本のお金の歴史がわかる常設展示は古代・中世・近世・近代エリアに分かれた展示がされています。
日本で初の肖像画入り紙幣の改造紙幣「神功皇后札(じんぐうこうごうさつ)」一円券(写真下)の展示も。
エリアごとにさまざまな体験コーナーもあり、展示室の外、記念撮影スポットの近くには1億円の重さを体験できるコーナーにぜひ立ち寄ってみて。重さは約10kg。写真撮影OK!持ち上げられるかチャレンジしてみましょう。
SNSでは「#貨幣博物館は想像以上に楽しかった」というタグが付くなど、実際に訪れてみると思った以上に楽しい貨幣博物館。東京駅や日本橋を訪れた際に、ぜひ立ち寄ってみてください。
■日本銀行金融研究所貨幣博物館(にっぽんぎんこうきんゆうけんきゅうじょかへいはくぶつかん)
住所:東京都中央区日本橋本石町1-3-1 日本銀行分館内
TEL:03-3277-3037
営業時間:9時30分~16時30分(時期により延長の場合あり)
定休日:月曜(祝日の場合は開館)
料金:入館無料
■参考記事:【日本橋】新紙幣で注目度UP!「貨幣博物館」で日本の'お金'のルーツを探る(配信日:2025.03.09)
お茶の文化創造博物館
明治5年(1872)に開業した日本最初の鉄道駅・新橋停車場跡地に2024年5月にオープンしたのが「お茶の文化創造博物館」と「お〜いお茶ミュージアム」、カフェ、ショップからなる複合型博物館。
「お茶の文化創造博物館」の館内は中国から世界に広まったお茶の歴史から始まり、ジオラマを使った茶摘みの変化、喫茶の変遷を伝える展示、江戸時代の茶屋の再現、茶道具や茶運び人形、そして自生する茶の木の一生をアニメーションで描いたコーナーなどがあり、お茶に関するさまざまな側面を学ぶことができます。
「お~いお茶ミュージアム」では、伊藤園の人気ブランド「お~いお茶」の誕生秘話や茶葉を活用したアップサイクルなど、9つのコンテンツで紹介しています。
「お~いお茶くん」と一緒に記念撮影ができる壁と床を使ったデジタルフォトスポットや、「お~いお茶」の懐かしいパッケージ展示、TVCMの映像コーナーも。
ふたつの博物館の間にはお茶が主役のカフェもあるのでひと休みにもおすすめ。「飲む抹茶わらびもち」は、濃厚な抹茶スムージーの中にモチモチのわらび餅をミックス。ホイップクリーム、黒蜜ときな粉をトッピングすればできあがり。抹茶のさわやかさと黒蜜の甘さが相性抜群。
また、おみやげにはお茶の主成分・カテキンで色染めした「お~いお茶くん」のデザインがかわいらしい今治タオル「カテキン染めタオル」なども。
■参考記事:東新橋「お茶の文化創造博物館」と「お〜いお茶ミュージアム」がオープン!お茶の歴史や文化を発信、併設カフェでは抹茶ドリンクも♪(配信日:2024.05.01)
日本科学未来館
東京・お台場にある日本科学未来館は、科学技術への理解を楽しく深められるサイエンスミュージアム。「Mirai can_! 未来は、かなえるものへ。」というスローガンを掲げ、身近な科学から最新テクノロジーまで、未来をつくるさまざまな先端科学技術を体験できます。
2025年4月に「量子コンピュータ・ディスコ」、「未読の宇宙」という2つの新しい常設展示が公開されました。
驚異的な計算力を持つ量子コンピュータを4つのゾーンで楽しみながら学べる「量子コンピュータ・ディスコ」。量子コンピュータで計算を行うためのプログラミングを、DJが音楽を選んでフロアに流すような操作をして体験できるなど楽しみ方も多彩。
「未読の宇宙」では研究者たちが駆使する観測・実験装置を、今回の展示用につくった体験装置で感じることができます。研究者と話しているように装置をさわったり、気軽に体験したりできることで、より身近に最新の観測・実験装置にふれられる、誰にでもひらかれた空間です。
地球に関する科学データを自由に閲覧できる常設展示「ジオ・スコープ」も、新規常設展示登場と同時にリニューアル!「変わり続ける地球」をコンセプトに、地球と私たちとのつながりをさらに感じられる展示に。
<要チェックの企画展はこちら!>
※特別展「 深宇宙展~人類はどこへ向かうのか To the Moon and Beyond」2025年7月12日~9月28日
※特別企画「ツカレからの脱出 ~疲れとやすみのサイエンス」 2025年7月16日~9月15日
■参考記事: 【日本科学未来館】新しい常設展示を体感!「量子コンピュータ・ディスコ」「未読の宇宙」とは?(配信日:2025.05.27)
古代オリエント博物館
昭和53年(1978)に開館した「古代オリエント博物館」。メソポタミア文明をはじめ、エジプト文明、インダス文明、エーゲ文明、ヘレニズム文明を生んだ古代オリエントの歴史を紹介しています。
シリアで実施した発掘調査の出土品に加え、考古、美術、歴史などに関する幅広い史料を展示。スライドやビデオを上映するビジュアルスペースも充実しているので、じっくりみてみましょう。
郵政博物館
東京スカイツリータウン・ソラマチ内にある郵便・通信の歴史や文化を伝える「郵政博物館」。「心ヲツナグ、世界ヲツナグ」をコンセプトに常設展から企画展まで構成されており、郵便配達シミュレーターの「Go!Go!ポストマン」「ゆうちょかんぽアドベンチャー」「レッツエンジョイ ラジオ☆体操」「絵葉書クリエーター」など、数多くの体験コンテンツで体験・体感できます。
年に4~5回の企画展・イベントを開催しており、イベントによっては、向島郵便局による博物館のオリジナルの展示・イベントにちなんだ小型記念印の押印サービスもあるのでチェックしてみて。
印刷博物館
古今東西の印刷物や活字、機械を収蔵し、印刷の歴史や文明との関わりを中心に、印刷がもたらした文化的な側面を広く紹介する「印刷博物館」。活版印刷を学べるガイドツアーやオリジナルの印刷物を製作するワークショップなども行っています。
紙の博物館
和紙、洋紙を問わず、紙に関する資料を幅広く収集・保存・展示する世界有数の紙専門の博物館。昭和25年(1950)に日本の洋紙発祥の地とよばれる東京・王子に開設されました。
常設展示では、紙の製造工程や種類、紙の歴史、紙の工芸品などを展示。紙の基礎からリサイクル・環境問題まで、体験的に学べる子ども向けの展示も。毎週土・日曜に実施される「紙すき教室」は、牛乳パックの再生原料からオリジナルの「はがき」または「しおり」を作る人気の催し(行事で中止の場合あり)。企画展やミニ展示も随時開催しています。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。