食・グルメ
2022.11.07
【沖縄本島北部】絶景古民家カフェ「花人逢」を徹底取材！自家製ピザやドリンク＆デザートで、のんびり島時間を過ごそう
オープン当初から何一つ変えていない自家製ピザで、来訪者をもてなし続けて25年！ 沖縄本島北部・本部町の小高い丘の上にある古民家カフェ「ピザ喫茶 花人逢」をご紹介。その絶景とこだわりのピザで現地の人にも観光客にも愛される、ひと足のばしてでも訪れたい人気店です。
絶好のロケーションの古民家カフェ
那覇空港から2時間ほどで到着する、沖縄本島の北部に突き出た本部半島。「沖縄美ら海水族館」や「備瀬のフクギ並木」、「古宇利島」や「瀬底島」など、周辺に有名観光地も多い本部町に、「ピザ喫茶 花人逢（ぴざきっさ かじんほう）」はあります。那覇方面から訪れる場合、半島の海岸線に沿って走る国道449号線から渡久地（北）交差点を右折して、坂をぐいぐい上がって5分ほど。最後は細い道になり、注意しながら運転して進んだ先に、急に見えてくる看板が「花人逢」の目印です。
エントランスを抜けると開けた高台に現れる、年季を感じる赤瓦の古民家が「花人逢」の母屋です。そして、その先の庭から見える景観が、絶景カフェと呼ばれるゆえん。
先ほど登ってきた本部町の中心市街地をはじめ、そこから橋でつながる「瀬底島」、さらには「伊江島」や「水納島」まで、大海原とともに大パノラマが広がります！
絶景が楽しめる、一番の特等席がコチラ！ 母屋の縁側席からは庭の向こうに、遠く水平線まで広がる海を一望できます。吹き抜ける風も心地いい！
店内はアンティークの家具や重厚感のあるローテーブルが設置された居心地のよい空間。席は全部で87席で、母屋のほか、東屋風の離れにもテーブル席が用意されています。
熟練の技で作られるこだわり自家製ピザ
現在の店主は2代目で、初代はそのお母様。これ一本でやってきた！と言っても過言でないほど自慢のメインメニューが自家製のピザで、写真の中（3～4人前）が2600円、小（1～2人前）は1300円です。具材は沖縄のソーセージのポチギをはじめ、コーン、タマネギ、ピーマン、チーズのみのシンプルな内容。カフェを始める前から料理上手だった初代お母様の得意料理がピザで、その味をオープンしてからもまったく変えずに守っています。そのため、具材も家庭にあるようななじみの深いものを使っているのです。
その代わりにとことんこだわっているのが、何切れでもいけちゃいそうな食感と味わいを生み出す、生地とチーズの絶妙な組み合わせ。チーズはニュージーランドとオーストラリアから仕入れ、独自の配合でとろ～り濃厚。そして、多くの人を虜にする一番の理由が、中はモチモチ、外はパリッと、香ばしく焼き上げられる生地にあります。
ここで少しだけ厨房におじゃまして、オープン当初からピザ生地を作り続けているピザ職人・りょうこさんの手さばきを拝見！先代から徹底して引き継がれる熟練の技が発揮されるのが、この生地を手際よく丸く広げていく行程です。生地の円の中心部分は限りなく薄く、外側にいくほど厚くなるよう傾斜をつけることで、内側はチーズの風味を最大限に引き出し、外側はとろ～りチーズがこぼれ出すことなく形をキープできる、まさに生地とチーズが一体化したピザが焼き上がるのです！
南国らしいドリンク＆デザートも味わって！
ピザのお供となるドリンクは、トロピカルなマンゴージュースから、オレンジジュースやコーラなどの定番まで、いろいろ揃っています。なかでも特におすすめなのが、写真右の「アセロラジュース」500円。地元・本部町の名産のアセロラをオリジナルの配合でジュースにした、甘酸っぱくて飲みやすい、さわやかなフレッシュジュースです。
さらにデザートにはマンゴーをキンキンに凍らせたフローズンマンゴー「マンゴーの森」をぜひ！ マンゴーソースで美しくコーティングされ、見栄えも秀逸です。あまりにもキンキンのままテーブルにやってくるため、外気にふれて湯気が出て、おもわず温かいの？と見間違えるほど。値段はこれだけ入って500円と、コストパフォーマンスも抜群です！
今回はノスタルジックな古民家に絶景オーシャンビュー、そして、とにかくおいしいピザと、三拍子揃った「ピザ喫茶 花人逢」を徹底取材。遠方からも人々が足繁く通う理由がたくさんありました。ピザはテイクアウトもできるので、まだまだ食べたいお客さんが退店時に買っていくことも多いそう。取材班ももちろん、持ち帰りもして夜もおいしくいただきましたよー！
■ピザ喫茶 花人逢(ぴざきっさ かじんほう)
住所：沖縄県国頭郡本部町山里1153-2
TEL：0980-47-5537
時間：11時30分～18時30分LO
定休日：火・水曜
アクセス：沖縄道許田ICから25km
駐車場：30台
Text：武田康広（ケディトリアル）
Photo：大湾朝太郎
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