
埼玉県はお酒県だった⁉ 「GOOD LIFE フェア 2025」で出合う埼玉の多彩なお酒
東京ビッグサイトで、「GOOD LIFE フェア 2025」が2025年9月26日(金)~28日(日)に開催。実は埼玉県には、日本酒やクラフトビール、ワイン、クラフトジンといった酒造メーカーがたくさん! その魅力を伝えるため、埼玉県物産観光協会がイベントに出展します。イベントの詳細や埼玉県が誇るお酒&観光スポットをチェックして、秋のおでかけと参りましょう♪
600以上のブースがずらり。「GOOD LIFE フェア 2025」とは?
「GOOD LIFE フェア 2025」はライフスタイルを彩るモノ・コトが全国から集うイベント。食や住まい、雑貨、ファッション、健康などをテーマにした600以上のブースが出展し、買い物が楽しめるのはもちろん、試飲・試食、ノベルティ配布、体験コンテンツなどもあるんです。
食の楽しみも満載です。「クラフトビアディスカバリー」では、全国各地のクラフトビール&ジビエ料理が楽しめて、御朱印帳ならぬ五酒飲帳でスタンプを集めると、オリジナルの景品がもらえます。ほかにもおいしくて地球にやさしいSDGsキッチンカーも登場。予約制(無料)のステージやセミナーも3日間を通して多数開催。登壇する著名人や文化人、タイムスケジュールは公式サイトでチェックしてみて。
埼玉県物産観光協会のブースでは、県内各地のお酒を集め、その魅力を発信します。実は埼玉県は日本酒の出荷量全国4位の酒処。日本酒だけではなく、ワインやクラフトビール、クラフトジン、ウイスキーなど、多彩なお酒の作り手が揃っているんです。
こだわり満載!個性派揃い!埼玉県のお酒スポット5選
「GOOD LIFE フェア 2025」の埼玉県物産観光協会のブース(ブースNo.2I-17)に登場する、秩父地域、小川町、川越市の5軒をピックアップしてご紹介します。
【秩父】秩父ファーマーズファクトリー 兎田ワイナリー 〈ワイン〉
「秩父ファーマーズファクトリー 兎田(うさぎだ)ワイナリー」がある秩父市北西部は、武甲山や群馬県側の山々に囲まれた盆地。昼夜の寒暖差が大きく、年間降水量が少ないため、ブドウの栽培に適した土地なんです。約2haの自社農園で、写真のシャルドネや、マスカット・ベーリーA、メルロなど約6品種のブドウを栽培しています。
予約をすると、スタッフの案内のもと、ワイナリー工場とブドウ畑を無料で見学できます。秩父はブドウだけでなく、イチゴやブルーベリー、カボスといったフルーツ栽培が盛んで、日本酒やウイスキー、焼酎といった酒類メーカーも集まるエリア。地元産果物を使ったフルーツワインを造ったり、ウイスキーメーカーから譲り受けたウイスキー樽でワインを熟成したりと、地域の農家や酒造と協力して、秩父生まれ、秩父育ちのワイン造りをしているとのこと。
ワイン造りへの熱い想いを聞けばなおさら、どんな味なのか気になるところ。ワイナリーから徒歩約3分のショップでは、約20種類のワインを無料で試飲することができます。軽やかでフルーティーなフルーツワインから、ウイスキー樽由来のアロマが漂う逸品など、バラエティ豊か。ビギナーもワインマニアも好みの味がきっと見つかるはず!
秩父市収穫のブドウを使った「秩父ロゼ」は、果実味たっぷりで酸は控えめ。皮ごと食べられる生食用ブドウもブレンドしているため、ブドウをそのまま食べたような香りと味が口に広がります。武甲山の風景写真を使ったラベルにも注目。ほかにもワインによって、国の伝統的工芸品に指定されている秩父地方の絹織物「秩父銘仙」の柄や、雲海、夜景といったデザインがあり、自分用にもギフト用にもおすすめです。
■秩父ファーマーズファクトリー 兎田ワイナリー(ちちぶふぁーまーずふぁくとりー うさぎだわいなりー)
住所:埼玉県秩父市下吉田3720
TEL:0494-26-7173
営業時間:ショップは10~17時、ワイナリー見学は土・日曜の11時~、13時~(要予約)
定休日:月曜
【秩父】藤﨑摠兵衛商店・長瀞蔵 〈日本酒〉
秩父鉄道長瀞駅から徒歩約10分、宝登山参道を左手に入った場所にあるのは、立派な蔵造りの建物が目を引く「藤﨑摠兵衛商店・長瀞蔵」(ふじさきそうべいしょうてん ながとろぐら)。ここは享保13年(1728)創業の、なんと300年近くも続く老舗酒蔵です。
埼玉でしか造れない地酒にこだわり、酒米は「さけ武蔵」をはじめとする埼玉県産のみ、仕込み水は名水百選の一つ長瀞風布地区の湧水、蔵人も埼玉県民という地元愛あふれる酒造りを行っています。愛情たっぷりに心を込めて造った日本酒は、世界的なコンクールで何度も受賞するほど高く評価されているんです。
仕込み蔵は窓から自由に見学ができ、酒造りの行程が紹介されたビデオで、こだわりを知ることができます。渡り廊下でつながる売店棟は蔵の古材を使った趣のある空間。日本酒はもちろん、地元作家の手仕事による木工や陶芸、ガラス工芸、染色、織物などの商品を販売しています。素敵な酒器を見つけておみやげにするのもいいですね。
精米歩合40%で、低温長期発酵させた看板商品。すっきりとした味わいで、フルーティーで華やかな香りと甘みが楽しめます。
“飲む点滴”といわれるほど栄養豊富な、麹から造った甘酒も人気。ノンアルコールで老若男女問わず飲みやすく、冷やしてごくごくと、温めてほっこりといただけます。
■藤﨑摠兵衛商店・長瀞蔵(ふじさきそうべいしょうてん ながとろぐら)
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1158
TEL:0494-69-0001
営業時間:10~17時
定休日:火・水曜
【小川町】松岡醸造 〈日本酒〉
清酒「帝松」(みかどまつ)で知られる「松岡醸造」は、全国新酒鑑評会で8年連続金賞受賞したという県内最多記録を誇る名酒蔵。創業は江戸時代後期の嘉永4年(1851)で、初代が小川町の良質な水に惚れ込み、酒造りを始めたそう。
お酒の味を左右するのは水。仕込み水に使うのは、秩父の山々に降った雨が石灰岩層で浄化され、数十年をかけて湧き出たミネラル豊富な天然水です。仕込み水としては日本トップクラスの硬水で酵母の発育を促し、低温発酵タンクできめ細かな温度管理をしながら発酵させることで、まろやかで奥深い味のお酒を造っています。
無料の酒蔵見学では、酒造りについて詳しく学べるほか、自慢の仕込み水や日本酒の試飲もできます。最高級大吟醸を使った吟醸ソフトや、米麹から作ったオーガニックコスメが買える直売店にもぜひ立ち寄って。
目指す味わいによって、全国から厳選した酒米を使い分け、おいしさを最大限引き出せるように磨くのも松岡醸造の特徴です。「帝松 龍躍」は埼玉県産の酒米「さけ武蔵」を精米歩合48%で磨き、少量仕込みで醸し、やや旨口かつ華やかで丸みのある味わいに仕上げました。
酒蔵の隣には蔵を改修・増築したレストラン「松風庵」(しょうふうあん)があります。埼玉県のブランド豚「むさし麦豚」を、日本酒をたっぷり使った日高昆布だしにさっとくぐらせ、糀酒粕ごまダレや塩糀ポン酢、塩糀の3種類のタレで味わう「しゃぶしゃぶ」など、酒蔵直営ならではの糀料理を召し上がれ。
■松岡醸造(まつおかじょうぞう)
住所:埼玉県比企郡小川町大字下古寺7-2
TEL:0493-72-1234
営業時間:直売所は9時30分~17時、酒蔵見学は9時~17時30分(要予約)
定休日:直売所は無休、酒蔵見学は土・日曜、祝日
■松風庵(しょうふうあん)
住所:埼玉県比企郡小川町下古寺3-1
TEL:0493-74-1234
営業時間:11~15時(LO14時30分)、土・日曜、祝日は11~17時(ランチLO14時30分、デザート・ドリンクLO16時)
定休日:木・金曜
【川越】COEDO BREWERY THE RESTAURANT〈クラフトビール〉
日本のクラフトビールの草分けとして知られる「COEDOビール」。定番は写真の6種類で、「瑠璃-Ruri-」や「伽羅-Kyara-」といった風情ある和名を冠し、ラベルもスタイリッシュ。厳選した素材を使い、繊細なバランスで醸造し、それぞれ個性のある味わいに仕上げています。
実はこちらの経営母体は、有機栽培の青果専門商社。川越の農家では土づくりのために緑肥として麦を植えていて、これを利用してビールを造れないかと着想を得たのがクラフトビール造りの始まりなのだそう。やがて川越名産のサツマイモを原料とする「紅赤-Beniaka-」という商品も誕生しました。“農業”と“川越”という背景で生まれた、この土地ならではのクラフトビールブランドなんです。
JR川越駅西口徒歩2分の商業施設U_PLACEには「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」(コエド ブルワリー ザ レストラン)があります。レストランに併設された醸造所はガラス張りで、真剣なまなざしで作業するビール職人の様子が見られますよ。隣にはビールを瓶、缶だけでなく、樽生の量り売りで販売する「COEDOKIOSK」というショップも。
できたてを最高の状態で飲むならレストランへ。ガラス窓越しに醸造所のタンクが見え、商品名の瑠璃、毬花、紅赤のカラーとリンクしたインテリアも“COOL JAPAN”といった趣です。
レストランでは定番6種類はもちろん、柚子のアロマを感じる「ザ ハウスエール」と、季節限定品を含めた全8種類の樽生ビールが味わえます(Sサイズ610円~)。8月下旬からはパッションフルーツの季節限定ビールが登場予定なのでお楽しみに。
料理のジャンルはアジアンフレンチで、餃子やシュウマイ、ムール貝のコエドビール蒸し、フィッシュ&チップス、トマト麺など。ライトなおつまみ系からシェアできる大皿料理、がっつりとした食事系など、種類豊富に揃っています。
■COEDO BREWERY THE RESTAURANT(こえど ぶるわりー ざ れすとらん)
住所:埼玉県川越市脇田本町8-1
TEL:049-265-7857
営業時間:11時30分~15時30分(LO15時)、17~22時(LO21時)、土・日曜、祝日は11時30分~15時(LO15時)、15~16時(ドリンクのみ)、16~22時(LO21時)
定休日:無休
【川越】マツザキ 武蔵野蒸留所 〈クラフトジン〉
「武蔵野蒸留所」は2019年に開設された、埼玉県で初めてのクラフトジン蒸留所。経営母体は明治20年(1887)創業の酒類卸販売業の「マツザキ」で、建物は110年以上前に建てられた木造倉庫をリノベーションしたものです。 酒造りのきっかけとなったのは、長年お酒に関わってきた経験を生かし、本社周辺の豊かな森を守るために新事業ができないかと考えたことでした。スタート時期がコロナ禍と重なったことから、手指用アルコール消毒液の製造から始まりました。
ジン造りに欠かせないのはジュニパーベリーという果実です。本社周辺の約3000坪の森に3本のジュニパーベリーを植樹することからスタートし、現在は約130本がすくすくと生育中。柚子やお茶、山椒、クスノキの皮といったジンの原材料となるボタニカルも自社栽培しています。
銅製の蒸留機は、味を左右する蒸留液が滴る角度にもこだわった特注品。清らかな湧水を汲み上げ、通常のジンの3倍もの量のジュニパーベリーを使い、一般的な蒸留所の5倍以上の時間をかけて丹念に製造しています。
「棘玉」というネーミングは、とげとげとした葉とコロコロとした小粒の実のジュニパーベリーに由来。アルコール度数は47%と高めです。飲み方はボタニカルのさわやかな香りとドライな切れ味がダイレクトに感じられるロックやソーダ割りのほか、ライムジュースやトニックウォーターで割るのもおすすめです。
蒸留所は見学できませんが、ジュニパーベリーなどを栽培するマツザキの森は一般開放され、自由に散策OK。愛犬の散歩をしたり、子どもたちが遊んだりと地域の憩いの場になっています。また、蒸留所の隣にあるマツザキ 中福本店では「棘玉」はもちろん、全国の有名銘柄のお酒を購入できますよ。
■マツザキ 武蔵野蒸留所(まつざき むさしのじょうりゅうじょ)
住所:埼玉県川越市中福547
TEL:049-243-4022
営業時間:マツザキ 中福本店は10~18時
定休日:マツザキ 中福本店は無休
お酒スポットと一緒に観光も! おすすめスポットをご紹介
【秩父】道の駅 果樹公園あしがくぼ
埼玉と長野を結ぶ国道299号にある「道の駅 果樹公園あしがくぼ」。車でのアクセスはもちろん、西武秩父線芦ヶ久保駅直結なので、鉄道でのアクセスも至便という珍しい道の駅です。秩父の里山に囲まれ、目の前を清流・横瀬川が流れる自然豊かなロケーションも魅力。12軒の農園が集まった果樹公園村の果物をはじめ、秩父の自然が育んだ味覚、ご当地グルメ、アクティビティなどが楽しめるスポットをご紹介します。
「道の駅 果樹公園あしがくぼ」清流と里山の味覚が楽しめる|埼玉・秩父
【小川町】アテリコ
「アテリコ」は、埼玉県の中西部、小川町にあるフレンチレストランです。有機農業が盛んな地元、小川町産や自家菜園で育った野菜を中心にしたフレンチコースは、町の豊かな自然と四季を体感する彩り豊かなもの。元在英国日本大使館の料理長がつくりあげる、とっておきの魅力をご紹介します。
有機野菜たっぷり!埼玉県小川町「アテリコ」で四季を感じる里山フレンチを
【川越】川越氷川神社
江戸時代に城下町として栄えた埼玉県川越市。町なかには蔵造りの建物が残り、古き良き町並みが広がっています。そんな歴史と情緒あふれる川越に鎮座する「川越氷川神社」は、縁結びにご利益があるパワースポットとして有名で、良縁を祈願する参拝者が全国から訪れます。フォトジェニックな季節の祭事にユニークなおみくじ、恋に効くお守りなど、訪れる前に知っておきたい神社のあれこれをご紹介。参拝後は蔵造りの町を歩いて、名物スイーツをいただきます♪
【川越氷川神社】小江戸川越の由緒ある神社で幸運を引き寄せ!川越名物・おいものスイーツもぜひ♪
「GOOD LIFE フェア 2025」で埼玉県各地のお酒を試飲しよう♪ 入場チケットが無料になる招待コードも
「GOOD LIFE フェア 2025」に出展する埼玉県物産観光協会のブース(ブースNo.2I-17)には、酒造りが盛んな3地域から自慢のお酒が集結。
ブースでスマホを使った簡単なデジタルアンケートに回答すると、3地域それぞれのお酒の試飲ができるチケットをもらえるんです! 造り手から製法のこだわりや味の特徴を聞きながら試飲できる貴重な機会。お酒が飲めない人は、ちょこっとノベルティがもらえます。試飲できるお酒のラインナップは日によって変わるので、開催直前になったら埼玉県公式観光サイト「ちょこたび埼玉」(https://chocotabi-saitama.jp/)からSNSで埼玉県物産観光協会ブースのイベントスケジュールをチェックしてみて!
さらにこの記事を読んだ人は特別に、「GOOD LIFE フェア 2025」の入場チケットを無料でゲットできるんです! 入場登録ページ(https://goodlife-fair.jp/admission/ )で、フォームに氏名やメールアドレスなどの来場者情報と、招待コード「GLFSA」を入力してください。
※招待コードを入力しない場合は所定の入場料(前売券1000円、当日券1300円)が必要
イベントで埼玉県のお酒の魅力を知って、ぜひ現地にも足を運んでみてくださいね♪
■GOOD LIFE フェア 2025
日時:2025年9月26日(金)~28日(日)の10~17時(初日は18時まで)
会場:東京ビッグサイト 西1・2ホール
※埼玉県物産観光協会はブースNo.2I-17
住所:東京都江東区有明3-11-1
アクセス:りんかい線国際展示場駅から徒歩7分、またはゆりかもめ東京ビッグサイト駅から徒歩3分
入場方法:公式サイト( https://goodlife-fair.jp/admission/ )より入場登録・チケットを購入
料金:入場料前売り1000円、当日1300円
Text:伊藤あゆ
Photo:浦田真行
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Sponsored:一般社団法人 埼玉県物産観光協会