【初心者もOK】レベル別に紹介! 東京で登山におすすめの山13選
東京には、初心者にもおすすめの日帰り登山スポットが点在しています。電車とバスで行ける山が多く、レベルに合わせて選ぶことも可能。この記事では、東京で日帰り登山におすすめの山を初心者向け・中級者向け・1泊2日向けのレベル別に分けて紹介し、登山前の準備と注意点もあわせてご紹介します。
東京の登山の魅力は? 都心から電車で日帰りできる山が多い!

東京都の西部には、電車とバスで登山口まで行ける山が点在しています。ケーブルカーで中腹まで上がれる高尾山や御岳山から、東京都の最高峰である雲取山(くもとりやま)まで、体力に合わせて山を選べるのが東京の登山の魅力。
一方で、奥多摩の山は中級山岳ともよばれ、日帰りでも長い時間歩くことがあります。この記事では、ケーブルカーを使える山や歩く時間の短い山を「初心者向け」、長く歩く山や岩場のある山を「中級者向け」に分類しました。健脚者でも日帰りが難しいとされる雲取山は、「1泊2日向け」として紹介します。
(バス・ケーブルカー)
(バス)
(バス)
(たかみずさんざん)
(バス・ケーブルカー)
(バス)
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※2026年10月時点の情報です。登山道やバスの最新情報は、出発前に各公式サイトで確認してください。
【初心者向け】東京で登りやすいおすすめの山

東京で初めて登山をするなら、ケーブルカーを使える山や、登山口から短い時間で山頂に着ける山が向いています。初心者でも登りやすい山を6つ紹介します。
- 高尾山
- 御岳山
- 陣馬山
- 景信山
- 日の出山
- 城山(あきる野市)
高尾山
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登山道は1~6号路と稲荷山コースがあり、初心者には麓から山頂まで舗装されている1号路がおすすめです。標高約470m地点まではケーブルカーか2人乗りのリフトで上がれます。
途中には高尾山薬王院があり、よく晴れた日には山頂から富士山を望めることも。どのコースにも階段があるため、歩きやすい靴で出かけましょう。
御岳山
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山頂に「武蔵御嶽神社」がある山です。ケーブルカーの御岳山駅から神社までは舗装路ですが、坂や階段は急です。
神社のほかに人気なのが、沢沿いを約1.5km歩く「ロックガーデン」。休憩所とトイレがあり、比較的なだらかなコースです。ただし、途中の「七代の滝」へ向かう道には急な坂や鉄階段があるので、体力に自信がない人や小さな子ども連れの人は、七代の滝を通らないルートを選ぶと歩きやすいでしょう。
陣馬山
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山頂に白馬の像が立つ、八王子市と神奈川県相模原市の境界にある山。山頂からは360°の眺めが広がり、晴れた日には東に都心の高層ビル群、西に富士山を望めます。
山頂には茶屋がありますが、水や食料は持参しておくと安心。4月下旬には、明王峠から陣馬山にかけての尾根で桜が咲きます。
景信山
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高尾山と陣馬山を結ぶ縦走路のほぼ中間にある山。八王子市と神奈川県相模原市の境界にあり、広い山頂には茶屋がありますが、水や食料は持参しましょう。晴れた日には、新宿などの街並みから東京湾、横浜ランドマークタワーまで見渡せます。
高尾山方面へ歩く場合は、小仏城山(標高670.3m)を通ります。小仏城山は、高尾山から陣馬山・景信山へ向かうルートと、相模湖へ向かうルートの分岐点。高尾山山頂から小仏城山までは、徒歩約1時間です。
日の出山
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御岳山から歩いて行ける山。御岳山から見て日の出の方角にあることが、名前の由来と言われています。山頂からは東京都心や奥多摩の山々、丹沢まで見渡せ、御岳山周辺でも特に眺めがよい山とされています。
下山は、日の出町にある「つるつる温泉」へ向かうルートがあり、山頂から約1時間30分。山歩きのあとに温泉で疲れを癒やせます。
城山(あきる野市)
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あきる野市戸倉にある城山(しろやま)は、かつて戸倉城(とくらじょう)という山城があった山。山頂からは秋川の流れが見え、空気の澄んだ日には房総半島まで望めます。
同じバスで「十里木」で降りるルートもあり、山頂まで約50分。往復2時間ほどで歩けるので、秋川渓谷での川遊びと組み合わせるのもおすすめです。
【中級者向け】東京の登山で歩きごたえのある山

初心者向けの山に慣れてきたら、長く歩く山や岩場のある山に挑戦してみるのもいいかも。奥多摩の山は、日帰りでも6~7時間程度かかることがあります。朝9時までには登山口に着き、コースタイムから逆算して日没前に下山できる計画を立てましょう。
歩きごたえのある山を6つ紹介します。
- 高水三山
- 大岳山
- 御前山
- 三頭山
- 川苔山
- 本仁田山
高水三山
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青梅市にある3つの山の総称です。登山道が整い、戦前から身近なハイキングコースとして親しまれてきました。奥多摩エリアの入門コースとしても人気があり、長い時間歩くことに慣れる最初の一歩にもよいでしょう。
高水山の山頂近くには高水山常福院があり、4月上旬には獅子舞が奉納されます。岩茸石山は山頂が広く、遠くの山々まで見渡せます。
大岳山
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奥多摩三山の一つに数えられる山。とがった独特の形から「キューピー山」ともよばれ、日本二百名山にも選ばれています。
途中には岩場や鎖場があり、健脚向けのコースとされています。天気がよい日には、山頂から富士山が見えることも。下山は奥多摩側や五日市側へも下りられ、山頂から3時間30分~4時間ほどかかるため、余裕のある計画を立てましょう。
御前山
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奥多摩湖の南東にある、奥多摩三山の一つ。花の百名山にも選ばれ、早春に咲くカタクリの群生地として知られています。途中のサス沢山からは奥多摩湖を一望できます。
奥多摩湖から山頂への区間には、2026年9月11日から「通行注意」の情報が出ています。ダムの堰堤付近で崩落のおそれがあるため、出発前に奥多摩ビジターセンターで最新の状況を確認しましょう。
三頭山
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奥多摩三山のひとつで、檜原村で最も高い山。「東京都檜原都民の森」から山頂を回る周回コースは、初級~中級向けとされています。途中には落差35mの三頭大滝があり、山頂からは南に富士山、北に雲取山を望めます。
「檜原都民の森」へ行く急行便と、数馬からの無料連絡バスは、4~11月は休園日を除いて毎日、3月は土・日・祝日のみ運行します。12~2月は、武蔵五日市駅から「檜原都民の森」までの区間でバスが運行しないので注意しましょう。
川苔山
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落差約40mの百尋ノ滝を眺めながら登れる、奥多摩でも人気の高い山。バスは平日と土・日曜、祝日で行き先が異なります。川乗林道では2029年8月下旬まで伐採作業が予定されていて、作業状況によっては待ち時間が出ることがあります。
百尋ノ滝より上の登山道は、奥多摩でも滑落が多い場所。足元に十分注意しましょう。コース上にトイレはないため、入山前に済ませておく必要があります。
本仁田山
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JR奥多摩駅の北東にある山で、鳩ノ巣駅の近くにも登山口があります。2つの駅の一方から登り、もう一方へ下るコースを歩けます。天気のよい春と秋がおすすめ。奥多摩駅から、安寺沢集落にある登山口までは徒歩約50分です。
東京消防庁によると、2022年10月には、下山中に道に迷った登山者が斜面で滑落する事故が起きています。道がわからなくなったら先へ進まず、地図を確かめて迷った場所まで引き返しましょう。
東京から1泊2日で登山するなら雲取山

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雲取山は、東京都・埼玉県・山梨県の境にある東京都の最高峰。東京都にある唯一の日本百名山で、山頂からは富士山が美しく見えます。
片道の歩く時間が5時間を超えるため、山小屋やテントで1泊する計画がおすすめ。泊まる場所の中心は、山頂から三峰方面へ約20分下った所にある「雲取山荘」です。鴨沢からのコース上には、七ツ石小屋と五十人平野営場もあります。「雲取山荘」は予約制で、個人は宿泊日の3カ月前から予約できます。なお、三条ダルミから雲取山荘へ向かう巻き道は通行止めです。
東京で登山をする前に確認したい準備と注意点
東京の山は、山頂までの道のりは長くないものの、高低差が大きく急な場所が多くあります。作業道などの枝道もあり、道に迷いやすいのが特徴。安全に楽しむため、出発前に次の4つを確認しましょう。
- 服装と持ち物
- 登山計画書の提出
- 天候と日没時間
- クマへの備え
服装と持ち物
登山の服装は、重ね着を基本に季節に合わせて選びます。標高が低い山でも、登山靴などのしっかりした靴を履きましょう。ヒールのある靴やサンダルは大変危険です。服装や靴、ザックの選び方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
持ち物は、次の装備を基本に揃えます。
- ヘッドライト
- 雨具
- 地図とコンパス
- 携帯電話と予備バッテリー
- 防寒着(季節を問わず)
- 水と食料
ケガに備えて、ばんそうこうや包帯などの救急セットもあると安心。山の中には携帯電話の電波が届かない場所が多いため、電話だけに頼らないようにしましょう。
登山計画書の提出
登山をするときは、登山計画書(登山届)を作り、山域を管轄する警察署に提出します。
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計画書の用紙は、各警察署のホームページからダウンロードできます。記入した用紙は警察署へ郵送するか、入山前に交番や駐在所、駅やバス停に設置された登山届ポストに投函します。奥多摩エリアでは、提出箱はJR青梅線の各駅や駐在所などにあり、登山口にはありません。
日本山岳ガイド協会の登山届アプリ「コンパス」でも届け出られます。アプリで届け出た場合は、下山後や中止したときに登録を解除しましょう。
天候と日没時間
山の天気は変わりやすく、日が暮れると周囲はすぐに暗くなります。出発前に、現地の天気予報を確認しましょう。
ガイドブックなどのコースタイムはあくまで目安で、実際にはそれ以上かかることがあります。日帰りの場合は、日没前に下山できるコースを選ぶことが重要。
日没後は足元が見えなくなり、転倒や滑落の危険が高まります。道に迷ったまま暗くなった場合は、むやみに動かないようにしましょう。
クマへの備え
東京都の発表によると、2026年7月7日、東京都檜原都民の森の鞘口峠付近で、登山者がクマに遭遇して滑落し、ケガをしました。東京の山でも、クマと出合わない対策が欠かせません。クマに自分の存在を知らせるには、次の方法があります。
- クマ鈴を付けて鳴らす
- 大きめの音量でラジオをかける
- 大きめの声で会話する
- 手をたたきながら歩く
クマの行動が活発になる早朝と夕暮れの時間帯は、特に注意が必要。見通しの悪い場所や、沢の音が大きく響く場所でも鉢合わせしやすくなります。なるべく複数人で行動し、フンや足跡、鳴き声や獣臭に気づいたら引き返しましょう。
クマが遠くにいるときは、走ったり大声を出したりせず、落ち着いてその場を離れます。近くにいるときは、背中を見せずにゆっくり後ずさりしましょう。クマが向かってきた場合は、クマ撃退用スプレーが有効とされています。襲われてしまった場合は、うつ伏せになって丸まり、組んだ両手で首の後ろを両ひじで顔を守るよう、東京都が呼びかけています。事前に熊出没情報をHPなどでも確認しておきましょう。
都内での目撃等|ツキノワグマについて|東京都環境局
まとめ|東京の登山はレベルに合った山選びから楽しもう
東京の登山は、同じ都内でも山によって歩く時間や道の険しさが大きく違います。最初に登る山を無理なく選び、少しずつ歩く時間を延ばしていくと、自分の体力に合った楽しみ方が見つかりやすいはず。
初めての登山なら、麓から山頂まで舗装された高尾山の1号路から始めると、登山の流れをつかみやすくなります。歩くことに慣れてきたら、約4時間で3つの山頂を巡る高水三山など、歩く時間の長いコースに挑戦してみましょう。そのあとは、岩場や鎖場のある大岳山へとステップアップできます。
東京都の最高峰・雲取山を目指すなら、計画は早めに立てるのがおすすめ。雲取山荘の個人予約は、宿泊日の3カ月前から受け付けています。
季節によって行きやすさが変わる山もあります。たとえば三頭山は、12~2月は都民の森までのバスが運行しません。行きたい山が決まったら、交通や登山道の最新情報を確認し、登山計画書を提出してから出発しましょう。安全に、登山を楽しんでくださいね。
Photo:pixta
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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