元治元年(1864)に、フランス人プティジャン神父の尽力によって完成した現存する教会では日本最古の天主堂(国宝)。正式名称は「日本二十六聖殉教者聖堂」。建立の翌年、キリシタン弾圧の約260年間、7世代を耐え抜いた潜伏キリシタンが「サンタ・マリアの御像はどこ」と訪れた話は世界のキリスト教史上名高く、そのマリア像は堂内に向かって右の小祭壇に現存する。建築当初は三塔三廊式の木造ゴシック様式で外壁はナマコ壁だったが、その後外壁をレンガ造りに、堂内を五廊式に改築。昭和20年(1945)の原爆投下で大きく損傷したが、5年をかけて昭和27年(1952)に修復された。リブ・ヴォールト天井の見事な堂内は荘厳な雰囲気に包まれ、美しいステンドグラスが印象的。国指定史跡で、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産でもある。
住所 | 長崎県長崎市南山手町5-3 |
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TEL |
095-823-2628 |
営業時間 |
8時30分~18時(11~2月は~17時30分)、拝観受付・最終入場は終了時刻の30分前まで |
定休日 |
無休(教会行事により休館する場合あり) |
料金 |
拝観大人1000円、中学・高校生400円、小学生300円(大浦天主堂キリシタン博物館の入館料を含む) |
アクセス |
公共交通:長崎電気軌道(路面電車)大浦天主堂電停→徒歩5分 車:長崎道長崎ICからながさき出島道路経由4km10分 |
駐車場 |
なし |
文化財情報(観光) |
世界遺産(構成資産含む)・国宝(建造物) |
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