青の洞門は、大正8年(1919)、菊池寛の発表した『恩讐の彼方に』の舞台として、一躍有名になった。山国川本流に沿う樋田との間が、錦をまとった、集塊岩の巨峰、奇岩群が約1kmにわたって連なる断崖「競秀峰」であったことから、鎖渡の難所といわれていた。享保のころ当地へきた禅海が、この危険な棧道を見て衝撃を受け、仏者として大誓願をおこし洞門開削工事に取り掛かり、寛延3年(1750)を中心に約30年の歳月をかけて完成した。削道の長さは約342m、うち隧道部分の延長が約144mある。現在は、実際に禅海が掘った明り採り窓や洞門の一部を見ることができる。また、当時は「人は4文、牛馬8文」の通行料を徴収し、洞門の修繕費用に充てていたことから日本初の有料道路とも言われている。秋には、この青の洞門が掘られた競秀峰が色づく。
見頃の時期 | 11月中旬 |
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主な樹種 | モミジ、イチョウ、ナナカマド、ブナ |
標高 | 200m |
おすすめ鑑賞法 | 競秀峰 |
問合先 | 0979-52-2211/中津市本耶馬渓支所 地域振興課 |
料金 | 無料 |
時間 | 散策自由 |
休み | 散策自由 |
交通 | 交通情報:中津駅→大分交通バス柿坂・日田・豊後森行きで28分、バス停:青の洞門下車、徒歩すぐ/車:中津ICから国道212号経由10km10分。または大分道日田ICから37km40分 |
駐車場 | あり/85台 |
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[大分県][洋食・レストラン]
大分県中津市耶馬渓町大字深耶馬
大分県中津市耶馬溪町深耶馬2142-1