ゆっくりしたい休日におすすめ!ドラマのワンシーンみたいな可愛すぎるレトロカフェ5選
どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気のカフェは居心地が良く、流れる時間をゆったりと楽しむことができますよね。今回は、趣のある内装はもちろん、料理やスイーツも心ゆくまで堪能できるレトロカフェをご紹介します。
Summary
味も見た目もこだわり抜かれたレトロ可愛いプリンが食べられる「Cafe uwaito」
浦和駅から4分ほど歩くと辿りつくのは、蔦が伸びやかに外壁を包む「Cafe uwaito(カフェ ウワイト)」。2013年のオープン以来、丁寧に作られた料理やスイーツなどを求めて、多くのファンが通うお店です。
扉を開けると、100年以上も前にフランスで使用されていた古材が床に敷かれ、アンティークの家具や照明などが配された空間が広がっています。
「Cafe uwaito」で提供されている料理やスイーツは、味わいはもちろん「訪れた人にワクワクしてもらいたい」と、見た目にもこだわっています。なかでもクラシカルな器に盛られた「特製カスタードプリン」は、そのたたずまいに思わず乙女心がキュン!
使用されている卵は、新鮮さにこだわり直接農家から仕入れています。しかも、卵黄だけを使用するという贅沢ぶり。
プリンをひとすくい口に運ぶと、口の中いっぱいに広がる濃厚な卵の味わいは絶品。たっぷり注がれたカラメルも、ほどよくビターでたまりません!
プリンの上に飾られているフルーツは旬のものを使用しているため、季節によって変化するから、時期を変えて訪れれば違った表情を楽しめます。
そのほかにも、季節のフルーツタルトや可愛いラテアートのサービスも!テイクアウト用プリンの販売もあるので、おみやげにもぴったりです。
木の温かみあふれる空間で、ひとり時間を過ごすのにもおすすめの「Café uwaito」。
その時期にしか味わえないおいしさをつめこんだスイーツとともに、癒しのカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
■参考記事:レトロ可愛いプリンが人気!贅沢1人時間を過ごせるアンティークカフェ(配信日:2020.02.22)
築80年の銭湯の面影を残すリノベカフェ!レトロなタイルが映える「さらさ西陣」
古来、織物の街として栄えてきた京都・西陣。昔ながらの街並みが残る鞍馬通りを歩くと、レトロな建物が目につきます。そのひとつが「さらさ西陣」です。
入口には、上流階級の人たちが通うぜいたくな風呂屋につけられていたという唐破風(からはふ)が。よくよく見ると、唐破風の上には「藤の森温泉」の文字が入った鬼瓦も残っています。
1930年に開業した「藤の森温泉」の面影を残すこのお店。実は奥の席の下には、銭湯時代の浴槽がそのまま残っていて、今も物置として活用されているんです。
銭湯の造作をすべて壊してしまうことなく、不完全に残した空間はある意味アートのよう…!
また、当時人気だったマジョリカタイルが店内のいたるところに残っています。
花柄など、凹凸のレリーフを施した硬質なタイルで、筆で一色ずつ数種類の色釉をのせるなど、製造に手間がかかっているのがわかります。この時代のものは今ではとても貴重なんだとか。
たっぷりとしたボリュームの「アップルウォルナッツケーキ」は、三条会商店街にある「さらさ焼き菓子工房」で毎日手作りされるもの。
焼きっぱなしのような素朴な見た目に、たっぷりとりんごやウォルナッツなどが詰まっていて、しっかりした食べごたえです。
コーヒーは、姉妹店の「CLAMP COFFEE SARASA(クランプ コーヒー サラサ)」で焙煎した豆を使用。深煎り、浅煎りが選べます。
変わりゆく京都の風景のなかで、変わらずに昔の姿をとどめたまま営業を続ける「さらさ西陣」。少し距離はありますが、「金閣寺」や「北野天満宮」などへの参拝のときには、足をのばしてみてはいかがでしょうか。
■参考記事:レトロなタイルがかわいい!築80年の銭湯をリノベしたカフェ「さらさ西陣」(配信日:2018.08.01)
おしゃレトロな空間が歴史ある図書館のなかにカフェが!?「スモーブローキッチン ナカノシマ」
大阪府立「中之島図書館」は、明治37年に建てられた歴史ある建物。正面の大きな円柱は、まるでギリシア神殿のようで荘厳な雰囲気です。
そんな図書館の中にあるのが、100年以上の時を経たレトロな風情を感じられる「スモーブローキッチン ナカノシマ」。
重厚でシックな木製扉がこのお店の入口。ヨーロッパの街角にありそうな、素敵な案内看板が目印です。中からは明るい陽光が漏れていて、入る前からワクワク…!
ランプがかわいいこのお店の名物は、薄く切ったライ麦パンに野菜や総菜をトッピングした、“スモーブロー”と呼ばれるオープンサンド。デンマークの伝統料理です。
ここで使われているライ麦パンは、大阪・福島のパン屋「foodscape!(フードスケープ)」で特注されたもの。あっさりとしながらもライ麦の風味が感じられます。
小さめサイズの「スタータースモーブロー」は、前菜にぴったり。手前は海老とゆで卵、スプラウトにハーブをトッピングした見た目もかわいい一品。奥は、季節のフルーツにチップス、豆乳ヨーグルトとチアシードのクリームをたっぷりと塗っています。
メインとなる大きめのスモーブローは、ベジタブル、チーズ、フィッシュ、ミートの4つのカテゴリー、全6種類のなかから選べます。
ミートカテゴリーからのおすすめは、「ローストビーフ、赤タマネギ、シーアスパラ、バジル」。添加物不使用のエサでストレスなく育った“バイオバランスビーフ”を使ったローストビーフは、赤身のおいしさが際立ちます。厚めに切られ、ボリュームも満点!
できるかぎりオーガニックの野菜を使用するなど、食材にもこだわった「スモーブローキッチン ナカノシマ」。読書の後にはスモーブローで、頭と心をふんわりゆるめてくださいね。
■参考記事:レトロかわいい「中之島図書館」のカフェで、デンマーク発オープンサンドはいかが?(配信日:2018.05.03)
漱石ゆかりのレトロモダンカフェで愛媛フルーツを堪能「漱石珈琲店 愛松亭」
夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台としても有名な文学の街・松山。夏目漱石が、愛媛県尋常中学校の英語教師として赴任した当初に下宿していた小料理屋が「愛松亭」です。
かつてこの場所にあった愛松亭にちなんで建てられたのが「漱石珈琲店 愛松亭(そうせきこーひーてん あいしょうてい)」。店内は漱石の写真や全集が飾られた、文学好きにはたまらない空間です。全集は実際に手に取って読むこともできますよ。
店の目の前には愛松亭の跡碑、すぐ近くには当時漱石が愛飲していた井戸もあり、歴史が感じられます。もちろん、文学を知らなくても楽しめる魅力もたっぷり!
そんな漱石の名前がついた「漱石コーヒー」は、注文後に一杯ずつサイフォンで入れるので、香り豊か。深みのある味わいで、フルーツの甘みを引き立ててくれます。注文時にリクエストすれば、砥部焼のカップで出してくれますよ。
コーヒーのお供におすすめなのが、松山の名菓・坊っちゃん団子。小豆、卵、抹茶の天然素材で色づけされた餡がカラフルでかわいいお団子なんです。
また、旬の愛媛産フルーツをふんだんに使ったスイーツもイチオシ。「愛媛のフルーツパンケーキ」は、甘さ控えめのパンケーキに濃厚なバニラアイスと生クリームが乗った一品。
愛媛県産の柑橘をはじめ、キウイ・ブルーベリー・桃など、ジューシーなフルーツがたっぷりで豪華です!フルーツの種類は季節によって変わるので、その時の旬を楽しんでくださいね。
国の重要文化財に指定されていて正岡子規にもゆかりのある、洋館「萬翠荘」(左奧)を眺めることができるテラス席も素敵です。
文学&スイーツ好きさんにぜひおすすめしたい「漱石珈琲店 愛松亭」。漱石の全集を読みながら、愛媛の旬の果実を味わってみてください。
■参考記事:レトロモダンな空間で愛媛フルーツを。漱石ゆかりの「愛松亭」が気になる(配信日:2018.09.03)
町家をリノベした居心地のいい空間で瀬戸内の味を楽しむ「鞆の浦 a café」
古い町並みが残り、数々のドラマや映画のロケ地になったことで知られる港町・鞆の浦。続々と増えている、町家を活用したリノベーションカフェの先駆けとなったのが「鞆の浦 a cafe(とものうら あ かふぇ)」。
鞆の浦らしいのどかな雰囲気のなかで休憩でき、港町散策の立ち寄りカフェとして観光客だけでなく地元の人にも親しまれています。
建物は漁師や潜水士が使っていた築160年の長屋をリノベーション。木の柱や土の漆喰の壁などは、当時のまま利用されています。
そこに、木材のテーブルや椅子、白いソファ椅子などシンプルなデザインの家具を配置することで、落ち着きある大人の空間に再生されているんです。
格子や採光用の窓から日光が差し込んで、店内は自然な明るさ。細かな格子が作り出す光と影のコントラストは、見ているうちに気分がほっこり和みます。
フードやスイーツ、ドリンクなども充実しています。なかでも地元で獲れた旬の魚介や野菜をふんだんに使用した、シーフードパスタが看板メニュー。12~14時なら前菜、バゲット、ドリンクが付くパスタセット(税込1650円)がお得です。
瀬戸内産のレモンを使用したドリンクも人気。暑い日にはレモンスカッシュでサッパリと。レモン系のドリンクには、濃厚な味わいのパフェがぴったり。写真のクリームチーズパフェをはじめ、抹茶&白玉、キャラメルチョコの3種から選べます。
居心地のよい空間で、地場食材を生かしたオリジナルメニューが楽しめる「鞆の浦 a cafe」。鞆の浦のノスタルジックな雰囲気を満喫できる、特別なカフェタイムを過ごしてください。
■参考記事:レトロな港町・鞆の浦の町家カフェで、絵になる休憩タイムを(配信日:2018.08.23)
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