• るるぶ&more.
  • エリア一覧
  • 京都府
  • 京都の喫茶店16選|レトロ建築の老舗カフェ、焙煎コーヒー、ランチやモーニングなど名物メニューのある人気純喫茶がいっぱい
京都の喫茶店16選|レトロ建築の老舗カフェ、焙煎コーヒー、ランチやモーニングなど名物メニューのある人気純喫茶がいっぱい

京都の喫茶店16選|レトロ建築の老舗カフェ、焙煎コーヒー、ランチやモーニングなど名物メニューのある人気純喫茶がいっぱい

食・グルメ 喫茶店 カフェ 純喫茶 コーヒー スイーツ
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

珈琲専門店も多く、古くから喫茶店文化が根付く京都。今回は『るるぶ&more.』でご紹介したなかから、京都のおすすめの喫茶店をピックアップ。老舗喫茶から、元銀行や銭湯だったレトロな建物を利用した喫茶店、クリームソーダや玉子サンドなど、懐かしい喫茶店メニューに出合えるお店まで、古都京都にはおすすめしたい名店がズラリ!今度の京都旅行の楽しみのひとつに、歴史や文化を感じる喫茶店巡りはいかが?

Summary

Shop.9
【市バス上七軒】「植物をたのしむ喫茶室」でいただく野草茶/雪月の鳥 / 土と植物と手仕事

「雪月の鳥 / 土と植物と手仕事(ゆきづきのとり/つちとしょくぶつとてしごと)」は、京都の五花街の一つ、上七軒にある喫茶店兼ギャラリー。店主の斎藤さんは、京都で生まれ育ち、いまは新潟に居を構えて創作活動をしながら、新潟の魅力あるさまざまなものを京都で発信しています。

明治中期に建てられた二階建ての京町家は、必要以上に手を加えることなく、1階で新潟の手仕事のものや古道具などの雑貨を販売、2階は野草茶や新潟の郷土菓子などを提供するカフェに。

2階のカフェ「植物をたのしむ喫茶室」は、2部屋がひと続きになっていて、畳の上にひとつ一つ違う形の骨董の机やちゃぶ台がゆったりと配置されています

こちらで楽しめるのは、「クマ笹とヨモギのブレンド」「ドクダミ×有機玄米×スギナ」「レンコン×枇杷の葉」など、香りと味わいでブレンドされた5種類の野草茶。ポット提供なので、量もたっぷり。生命力が強い野草の葉が開いて、湯に成分が溶け出していきます。

雪国と心がつながった気分になれる、癒しの場所「雪月の鳥 / 土と植物と手仕事」。静かな雰囲気を楽しみに訪れてみてください。

■雪月の鳥 / 土と植物と手仕事(ゆきづきのとり/つちとしょくぶつとてしごと)
住所:京都府京都市上京区真盛町726−6
TEL:080-4008-0581
営業日:日曜+不定期営業
営業時間:13~18時

■参考記事:京都で日曜日だけ開く、ギャラリー&喫茶室「雪月の鳥 / 土と植物と手仕事」。野草茶と郷土菓子に北国を想う(配信日:2022.07.15)

Shop.10
【丸太町】1テーブル1名で過ごす静かな時間/カフェ・モンタージュ

おひとり様の音楽喫茶室「カフェ・モンタージュ」があるのは、京都の高級住宅街・御所南エリア。普段はプロの演奏家たちが不定期で生演奏する、小さな室内楽の会場ですが、演奏会がない日は、おひとり様のための音楽喫茶室になるんです。

半地下にあるカフェの空間。ひとつのテーブルに対して置かれた椅子は1脚。大きなテーブルも小さなテーブルも椅子はひとつです。多くの席が奥にあるグランドピアノに向いていますが、壁に面したプライベート感強めの席もあり、その日の気分に合わせて自分の居場所を選べます。

「季節のおすすめハーブティ」500円(1時間の席チャージ料込み)
「季節のおすすめハーブティ」600円(1時間の席チャージ料込み)

「カフェ・モンタージュ」は、メニューのシステムも独特。1時間の席料が600円~で、そこにドリンクが付いてきます。「600円~」というのは、選ぶドリンクによって少し値段が違うから。1時間居て、居心地がよければもう1杯ドリンクを注文することで、あと1時間居続けることができます。

ひとりを楽しむ時間に、おひとり様のための音楽喫茶室「カフェ モンタージュ」。ぜひ訪れてみてくださいね。

■参考記事:京都・御所南の密かな楽しみ、アナログ音を楽しむおひとり様のための音楽喫茶室と室内楽の小さな劇場「カフェ・モンタージュ」(配信日:2021.07.24)

Shop.11
【鞍馬口】1930年代のクラシカルな“銭湯カフェ”/さらさ西陣

鞍馬口駅から徒歩約10分。昔ながらの街並みが残る鞍馬通りを歩くと見えてくるのが「さらさ西陣(さらさにしじん)」。1930年に開業した元銭湯の姿を、完全に取り壊すことなく守り続ける素敵なカフェです。

「Coffee」540円
「Coffee」540円

こちらでいただけるコーヒーは、姉妹店の「CLAMP COFFEE SARASA(クランプ コーヒー サラサ)」で焙煎した豆を使用。深煎り、浅煎りが選べますよ。

変わりゆく京都の風景のなかで、変わらずに昔の姿をとどめたまま営業を続ける「さらさ西陣」。少し距離はありますが、「金閣寺」や「北野天満宮」などへの参拝のときには、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

■参考記事:レトロなタイルがかわいい!築80年の銭湯をリノベしたカフェ「さらさ西陣」(配信日:2018.08.01)

Shop.12
【二条城前】新しくて懐かしい。京都の名喫茶のDNAを受け継ぐ店/喫茶マドラグ

世界遺産・二条城の近くにある「喫茶マドラグ」。この場所で半世紀以上営業していた「喫茶セブン」から、今の店主が建物を引き継ぎ、2011年にオープンしたお店です。

店内の家具や食器、カトラリーは、「喫茶セブン」のほか、店主が常連だった名曲喫茶から譲り受けたものも。どれも長年使い込まれた味や愛着がにじみ出ていて、この店の居心地の良さを作り上げています。

「コロナの玉子サンドイッチ」680円。お持ち帰りもOK。
「コロナの玉子サンドイッチ」990円。お持ち帰りもOK。

2012年に閉店した洋食店「コロナ」から受け継いだ玉子サンドは、卵4個と牛乳をたっぷりと使い、ふっくら蒸し焼きにしたオムレツ入り。これを折り重ねてパンに挟んでいくため、驚きのボリューム感! なめらかでふるふるとした玉子の食感もたまりません。
パンに塗り込んだ秘伝のソースもおいしさの秘密。コクのあるデミグラスソースに、マスタードやマヨネーズを利かせているそうです。

肩肘張らないムードのお店は、いつ訪ねてもほっと寛げる心地よさ。新しいのに懐かしい、「ただいま」が似合う愛すべき街の喫茶店なのです。

■参考記事:京都名物”玉子サンド”を食べるなら、名店の味を受け継ぐ「喫茶マドラグ」へ(配信日:2018.04.18)

Shop.13
【市バス銀閣寺前】デザートの新たな扉を開く「朝菓子の会」/酒菓喫茶 かしはて

春になると疏水沿いに桜並木が続く「哲学の道」は、哲学者の西田幾太郎教授が思いを巡らしながら歩いた道。この散策路と寄り添うようにして南北へ走る鹿ヶ谷通り沿いにあるのが「酒菓喫茶 かしはて(しゅかきっさ かしはて)」です。

「朝菓子の会」(4品+ウェルカムドリンク)3800円
「朝菓子の会」(4品+ウェルカムドリンク)3800円

こちらで楽しめる「朝菓子の会」とは、朝食代わりにいただける、4品で構成される季節のお菓子のおまかせコース。フレンチのコースのようにひと皿ずつ、作り立てを提供していくスタイルです。

取材時は、アペリティフがわりの、日本国内で有機栽培された烏龍茶を焙煎した食前茶から始まり、ブラットオレンジとマンダリンの2種の柑橘が主役の1皿目から、2皿目のグレープフルーツとはっさくのブランマンジェ、メインディッシュまで、メニューはどれも、甘すぎないように、旬の果実のフレッシュさを主役にした優しい甘さや味わいを心がけているのだそう。

とりを飾るのは、小さな箱庭菓子。蓋をあけるとミニチュアの禅の庭が現れました。艶やかな黒い石、苔むした岩、そして粉砂糖の雪化粧がほどこされた焼き菓子は、銀閣寺の向月台をイメージしてつくられているそうです。

「朝菓子の会」は3営業日前までの予約が必要。予約なしでもいただける季節のパフェも人気で、散策ついでに立ち寄るのも、「かしはて」目当てに訪れて帰り道に散歩を楽しむのも、どちらもおすすめです。

■酒菓喫茶 かしはて(しゅかきっさ かしはて)
住所:京都府京都市左京区浄土寺上南田町37−1
TEL:なし
営業時間:12~17時(「朝菓子の会」は10~12時、要予約)
定休日:水曜、不定休
※予約、不定休については「kashihate.kyoto」の公式SNSを要確認

■参考記事:【京都】伝説のカフェの味を継ぐ『酒菓喫茶 かしはて』で特別な「朝菓子の会」(配信日:2023.05.05)

Shop.14
【北野白梅町】コーヒー好きが集う!“NEO純喫茶”/風とCOFFEE 喫茶カゼコ

京都の五花街のひとつ・上七軒は、街の歴史が古く、北野天満宮の門前や歌舞練場周辺を中心に新旧さまざまな人気店が点在します。そんなエリアにある「風とCOFFEE 喫茶カゼコ(かぜとこーひー きっさかぜこ)」は、早くもコーヒー好きたちの熱い支持を集めています。

こちらのお店では、コーヒーを生豆の状態で仕入れて自分で焙煎。注文が入ると、一杯ずつ豆の量、湯の量を正確に計り、丁寧にハンドドリップしていきます。こちらは一推しのエチオピア。エチオピアのBanko Gotitiという小さな村で育てられた、在来種のコーヒーです。

焼き菓子もハンドメイド。チーズケーキは、生地にエスプレッソを混ぜ、それに合わせてクリームチーズの種類も変えて焼き上げた自信作だそう。エチオピアとの相性も抜群です。

いろいろな意味で奥深い「風とCOFFEE 喫茶カゼコ」。コーヒー好きの人も、ここに来れば今までよりももっとコーヒーが好きになるはず!

■風とCOFFEE 喫茶カゼコ(かぜとこーひー きっさかぜこ)
住所:京都府京都市上京区元誓願寺通六軒町西入ル大文字町266-2
TEL:なし
営業時間:10~18時
定休日:木曜

■参考記事:コーヒー沼にハマりたい!京都の“NEO純喫茶”「風とCOFFEE 喫茶カゼコ」(配信日:2023.03.13)

Shop.15
【市バス西賀茂車庫前】知る人ぞ知る!レトロ喫茶のフルーツサンド/ひめりんご

賀茂川の左岸、上賀茂神社よりも少し北にある純喫茶「ひめりんご」。店内は、時代を感じる重厚なカウンターボードやカウンター席、真紅のビロードのソファ、タイル貼のテーブル、シャビーシックな印象のカーテンなど、アンティークな雰囲気にあふれています。

左から「ブレンドコーヒー」500円、食パン1/3個を使うボリューム満点の「フルーツサンド」1100円
左から「ブレンドコーヒー」500円、食パン1/3個を使うボリューム満点の「フルーツサンド」1100円

一番のお目当ては「フルーツサンド」。開店当初から変わらない茶色のパンで挟んだ「フルーツサンド」は、クリームは少なめで酸味の利いたジャムが隠し味になっています。何より注目してみてほしいのがフルーツの鮮度。タネ粒までしゃんとしていて食感やみずみずしさが素晴らしい!いちごはブランドいちごのあまおうだそう。

昭和から続くロングセラーのブラウンフルーツサンドをレトロカフェで味わってみて。

■ひめりんご
住所:京都府京都市北区西賀茂鹿ノ下町47
TEL:075-492-6048
営業時間:9~18時
定休日:月曜(祝日の場合営業、翌火曜休)、第3月・火曜休

■参考記事:知る人ぞ知る!京都レトロ喫茶「ひめりんご」のブラウンフルーツサンド(配信日:2023.01.26)

Shop.16
【北大路】フルーツパフェをお供にまったりカフェタイム/喫茶 翡翠

昭和41年(1966)の創業以来、閑静な住宅街・北大路にて、地元の人を中心に純喫茶として長らく愛される「喫茶 翡翠(きっさ ひすい)」。
コンクリート造りのどっしりとしたたずまい、3本線がデザインされたレトロ感、“TEA ROOM”の軽やかな響きなど、喫茶店好きにはたまらない雰囲気です。

店内は昭和レトロそのもの。ふかふかのソファや重厚な置物、壁や天井の渋い色合い、きらびやかな照明など、ひとつひとつ見ているだけで楽しい!

「フルーツパフェ」920円
「フルーツパフェ」920円

おすすめメニューは「フルーツパフェ」。コーンフレークを詰め込んだ“いわゆる喫茶店のパフェ”とは異なる、フレーク類を一切加えない、フルーツとアイスと生クリームだけで仕立てるぜいたくな仕様です。

グラスの中身は、カットしたオレンジ、リンゴ、キウイ、バナナとオレンジソース。その上に生クリームを盛り、バニラアイスを2玉とフルーツをかわいらしくトッピング。パフェ全体に甘酸っぱいオレンジソースが絡まり、最後まで飽きずにおいしく食べられると評判です。

地元・京都の人はもちろん、遠方からも多くの人が訪れる「喫茶 翡翠」。京都観光のついでに、昔懐かしい純喫茶でゆったり時間を過ごしてはいかがですか?

■参考記事:【京都】大箱の純喫茶「翡翠」でフルーツパフェをお供にまったりカフェタイム(配信日:2022.08.22)




●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。


Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください