京都の喫茶店22選|定番のレトロな老舗から、穴場の純喫茶まで
珈琲専門店も多く、古くから喫茶店文化が根付く京都。今回は『るるぶ&more.』でご紹介したなかから、京都のおすすめの喫茶店をピックアップ。老舗喫茶から、元銀行や銭湯だったレトロな建物を利用した喫茶店、クリームソーダや玉子サンドなど、懐かしい喫茶店メニューに出合えるお店まで、古都京都にはおすすめしたい名店がズラリ!今度の京都旅行の楽しみのひとつに、歴史や文化を感じる喫茶店巡りはいかが?
Summary
- 【京都河原町】まるで宝石のよう! 名物「ゼリーポンチ」にうっとり/喫茶ソワレ
- 【京都河原町】文化とアートの香りただよう大人のサロン/フランソア喫茶室
- 【京都市役所前】常連さんを気取りたい!コーヒー好きが通う店/六曜社 地下店
- 【出町柳】京大生になったつもりでモーニングを満喫!/進々堂 京大北門前
- 【長岡天神】レトロ喫茶店のダブルプリンがエモい!/喫茶フルール
- 【今出川】どの色にする?カラフルでレトロなクリームソーダ/喫茶ゾウ
- 【烏丸】老舗が提案するサステナブルなおもてなし/小川珈琲 堺町錦店
- 【烏丸御池】元銀行金庫をリノベ!京都人に愛される老舗喫茶/前田珈琲 文博店
- 【京都市役所前】ふわっふわの食感にラブコール多数!/スマート珈琲店
- 【祇園四条】胸キュンまちがいなし!こだわりクリームソーダ/やまもと喫茶
- 【西院】夕方は会える確率大!看板猫のいるカフェ/喫茶とアンティーク雑貨 サイドロップ
- 【嵯峨嵐山】圧巻のビジュアル!レトロでゴージャスなフルーツサンド/コーヒーショップ ヤマモト 嵯峨嵐山本店
- 【鞍馬口】1930年代のクラシカルな“銭湯カフェ”/さらさ西陣
- 【烏丸】日本人による日本人のためのリッチな本格派コーヒー/神乃珈琲 京都
- 【丹波口】レトロ好きの聖地!大正ロマン香る喫茶店/きんせ旅館
- 【二条城前】新しくて懐かしい。京都の名喫茶のDNAを受け継ぐ店/喫茶マドラグ
- 【市バス銀閣寺前】デザートの新たな扉を開く「朝菓子の会」/酒菓喫茶 かしはて
- 【北野白梅町】コーヒー好きが集う!“NEO純喫茶”/風とCOFFEE 喫茶カゼコ
- 【市バス西賀茂車庫前】知る人ぞ知る!レトロ喫茶のフルーツサンド/ひめりんご
- 【北大路】フルーツパフェをお供にまったりカフェタイム/喫茶 翡翠
- 【丸太町】重要文化財の京都府庁旧本館内にある究極のレトロ喫茶/salon de 1904
- 【妙心寺】まるでプチテーマパーク!ノスタルジックな雰囲気が楽しい/ワンダァカフェ
Shop.13
【鞍馬口】1930年代のクラシカルな“銭湯カフェ”/さらさ西陣
鞍馬口駅から徒歩約10分。昔ながらの街並みが残る鞍馬通りを歩くと見えてくるのが「さらさ西陣(さらさにしじん)」。1930年に開業した元銭湯の姿を、完全に取り壊すことなく守り続ける素敵なカフェです。
こちらでいただけるコーヒーは、姉妹店の「CLAMP COFFEE SARASA(クランプ コーヒー サラサ)」で焙煎した豆を使用。深煎り、浅煎りが選べますよ。
変わりゆく京都の風景のなかで、変わらずに昔の姿をとどめたまま営業を続ける「さらさ西陣」。少し距離はありますが、「金閣寺」や「北野天満宮」などへの参拝のときには、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
■参考記事:レトロなタイルがかわいい!築80年の銭湯をリノベしたカフェ「さらさ西陣」(配信日:2018.08.01)
Shop.14
【烏丸】日本人による日本人のためのリッチな本格派コーヒー/神乃珈琲 京都
阪急京都線烏丸駅から徒歩2分ほどにある、“日本人による日本人のための珈琲”がコンセプトの「神乃珈琲 京都店(かんのこーひー きょうとてん)」。 店内は、四季のうつろいやおもてなしの心などを表現した和のデザインがふんだんに配置された空間です。
カップクオリティーや甘さ、口に含んだ質感など7項目の評価基準を通過したスペシャルティコーヒーの中から、さらに厳選した豆を直接買い付け。独自に開発した直火焙煎釜やプレミックス製法等で一釜ずつ丁寧に焼き上げます。
サイフォン抽出の冷めても味わいのあるコーヒーは、コーヒー好きにはたまりませんね!
■参考記事:ハイクラスの珈琲店として東京で話題の「神乃珈琲」が関西初出店!(配信日:2018.05.18)
Shop.15
【丹波口】レトロ好きの聖地!大正ロマン香る喫茶店/きんせ旅館
丹波口駅から歩くこと約1分。「きんせ旅館」は、江戸時代後期から残るレトロ建築好きの聖地です。
江戸後期の建築と伝わっていて、2階部分は1日1組だけの宿として、いまも建築当時のままの姿で営業されています。1階部分は大正時代の後期、当時流行りの大正モダンに改装。
入り口には、コーヒーの焙煎所「IWASHI COFFEE(イワシ コーヒー)」が間借りされていて、「きんせ旅館」で飲めるコーヒーも「IWASHI COFFEE」の豆を使用。
レトロモダンな室内にしっくりくるクラシカルなカップで丁寧に入れられたコーヒーを飲みながら、ゆったりとしたひととき。芸能人の写真集で撮影場所にもなり評判ですが、レトロ建築をじっくり堪能したい方には穴場ともいえるスポットです。
■参考記事:吉沢亮の写真集にも登場!250年の歴史の面影が残る、京都の名建築カフェ(配信日:2019.07.15)
Shop.16
【二条城前】新しくて懐かしい。京都の名喫茶のDNAを受け継ぐ店/喫茶マドラグ
世界遺産・二条城の近くにある「喫茶マドラグ」。この場所で半世紀以上営業していた「喫茶セブン」から、今の店主が建物を引き継ぎ、2011年にオープンしたお店です。
店内の家具や食器、カトラリーは、「喫茶セブン」のほか、店主が常連だった名曲喫茶から譲り受けたものも。どれも長年使い込まれた味や愛着がにじみ出ていて、この店の居心地のよさを作り上げています。
2012年に閉店した洋食店「コロナ」から受け継いだ玉子サンドは、卵4個と牛乳をたっぷりと使い、ふっくら蒸し焼きにしたオムレツ入り。これを折り重ねてパンに挟んでいくため、驚きのボリューム感! なめらかでふるふるとした玉子の食感もたまりません。
パンに塗り込んだ秘伝のソースもおいしさの秘密。コクのあるデミグラスソースに、マスタードやマヨネーズを利かせているそうです。
肩肘張らないムードのお店は、いつ訪ねてもほっと寛げる心地よさ。新しいのに懐かしい、「ただいま」が似合う愛すべき街の喫茶店なのです。
■参考記事:京都名物”玉子サンド”を食べるなら、名店の味を受け継ぐ「喫茶マドラグ」へ(配信日:2018.04.18)
Shop.17
【市バス銀閣寺前】デザートの新たな扉を開く「朝菓子の会」/酒菓喫茶 かしはて
春になると疏水沿いに桜並木が続く「哲学の道」は、哲学者の西田幾太郎教授が思いを巡らしながら歩いた道。この散策路と寄り添うようにして南北へ走る鹿ヶ谷通り沿いにあるのが「酒菓喫茶 かしはて(しゅかきっさ かしはて)」です。
こちらで楽しめる「朝菓子の会」とは、朝食代わりにいただける、4品で構成される季節のお菓子のおまかせコース。フレンチのコースのようにひと皿ずつ、作り立てを提供していくスタイルです。
取材時は、アペリティフがわりの、日本国内で有機栽培された烏龍茶を焙煎した食前茶から始まり、ブラットオレンジとマンダリンの2種の柑橘が主役の1皿目から、2皿目のグレープフルーツとはっさくのブランマンジェ、メインディッシュまで、メニューはどれも、甘すぎないように、旬の果実のフレッシュさを主役にした優しい甘さや味わいを心がけているのだそう。
とりを飾るのは、小さな箱庭菓子。蓋をあけるとミニチュアの禅の庭が現れました。艶やかな黒い石、苔むした岩、そして粉砂糖の雪化粧がほどこされた焼き菓子は、銀閣寺の向月台をイメージしてつくられているそうです。
「朝菓子の会」は3営業日前までの予約が必要。予約なしでもいただける季節のパフェも人気で、散策ついでに立ち寄るのも、「かしはて」目当てに訪れて帰り道に散歩を楽しむのも、どちらもおすすめです。
■酒菓喫茶 かしはて(しゅかきっさ かしはて)
住所:京都府京都市左京区浄土寺上南田町37−1
TEL:なし
営業時間:12~17時(「朝菓子の会」は10~12時、要予約)
定休日:水曜、不定休
※予約、不定休については「kashihate.kyoto」の公式SNSを要確認
■参考記事:【京都】伝説のカフェの味を継ぐ『酒菓喫茶 かしはて』で特別な「朝菓子の会」(配信日:2023.05.05)
Shop.18
【北野白梅町】コーヒー好きが集う!“NEO純喫茶”/風とCOFFEE 喫茶カゼコ
京都の五花街のひとつ・上七軒は、街の歴史が古く、北野天満宮の門前や歌舞練場周辺を中心に新旧さまざまな人気店が点在します。そんなエリアにある「風とCOFFEE 喫茶カゼコ(かぜとこーひー きっさかぜこ)」は、早くもコーヒー好きたちの熱い支持を集めています。
こちらのお店では、コーヒーを生豆の状態で仕入れて自分で焙煎。注文が入ると、一杯ずつ豆の量、湯の量を正確に計り、丁寧にハンドドリップしていきます。こちらは一推しのエチオピア。エチオピアのBanko Gotitiという小さな村で育てられた、在来種のコーヒーです。
焼き菓子もハンドメイド。チーズケーキは、生地にエスプレッソを混ぜ、それに合わせてクリームチーズの種類も変えて焼き上げた自信作だそう。エチオピアとの相性も抜群です。
いろいろな意味で奥深い「風とCOFFEE 喫茶カゼコ」。コーヒー好きの人も、ここに来れば今までよりももっとコーヒーが好きになるはず!
■風とCOFFEE 喫茶カゼコ(かぜとこーひー きっさかぜこ)
住所:京都府京都市上京区元誓願寺通六軒町西入ル大文字町266-2
TEL:なし
営業時間:10~18時(土・日曜は8時~)
定休日:木曜
■参考記事:コーヒー沼にハマりたい!京都の“NEO純喫茶”「風とCOFFEE 喫茶カゼコ」(配信日:2023.03.13)