【2023】鎌倉のあじさい 18選|明月院・長谷寺の人気スポットからゆっくり散策できる穴場まで!

【2023】鎌倉のあじさい名所 23選|明月院・長谷寺の人気スポットからゆっくり散策できる穴場まで!

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関東随一の日帰りスポットとして人気の鎌倉。四季の花が楽しめるスポットとしても有名ですが、5月から咲きはじめて6月に見頃を迎える“あじさい観賞”ははずせません。鎌倉の人気スポットから穴場まで、あじさい散歩が楽しめる名所の最新情報に加えて縁結びや寺カフェもご紹介します。

Summary

長谷寺と一緒に巡りたい「由比ヶ浜・長谷・極楽寺」のあじさい名所

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2500株のあじさいに囲まれた名刹で、由比ヶ浜との絶景を/長谷寺

江ノ電長谷駅から歩くこと約5分。鎌倉の人気エリアである長谷を見守るようにたたずむのが、花に彩られた寺院の長谷寺です。長谷寺の歴史は奈良時代にあたる天平8年(736)に遡ります。こちらも花の寺として知られる奈良の長谷寺を開創した徳道上人の発願により創建されました。

画像提供:長谷寺
画像提供:長谷寺

長谷寺のあじさいは例年、5月下旬から7月上旬にかけてがシーズン。この時期には境内にある眺望散策路、通称「あじさい路」で青や紫、ピンクのあじさいを観賞できます。それだけでなく、あじさいは池に浮かべられるなど、境内のあちこちに。気分を高揚させながら、境内の奥に延びる花道へと足を運びましょう。

長谷寺の境内は観音山の裾野に広がる下境内と、中腹に切り開かれた上境内に分かれています。下境内から上がり、上境内の観音堂の脇にある入口へ。開花が5分咲きから見頃を終えるまで、「拝観券」400円とは別に「あじさい入場券」500円が必要です。そして遊歩道を進めば、そこはもうあじさい路。山の斜面を埋め尽くすように2500株以上のあじさいが咲き乱れます。

あじさい路は頂上付近でふた手に分かれます。
下の道を進めばあじさいをバックにした石塔など、古刹らしい厳かな写真も撮影可能です。

一方、上の道を進めば、あじさい越しに鎌倉の町、そして相模湾まで一望できます。あじさいのみどころが豊富な鎌倉とはいえ、海と一緒に観賞できる場所はそう多くありません。上下どちらの道もお見逃しなく。

あじさいを目当てに多くの観光客が集う初夏の長谷寺。平日の午前中、休日なら開門から間もない時間帯の訪問がおすすめです。花の寺ともいわれる理由を、あじさい路の絶景観賞で確かめてみてはどうでしょう。

【あじさい開花状況】
・例年の見頃:5月上旬~7月上旬

※あじさいが5分咲きから見頃を終えるまでは、拝観券のほかに「あじさい入場券」500円の購入が必要となります。

■参考記事:【2021】鎌倉・長谷寺のあじさい|初夏の鎌倉は花の寺へ。色彩が鮮やかに踊る長谷寺の「あじさい路」(配信日:2021.06.18)

spot.2
江ノ電からも、あじさいの咲き誇る姿が/極楽寺

正元元年(1259)に創建された真言律宗の寺。開山は、貧者救済や病人の治療に尽くしたことで知られる忍性菩薩。山門の前には紫や青、濃いピンクなど色鮮やかなあじさいが植えられ、江ノ電からも目を楽しませてくれます。

全盛期には七堂伽藍をはじめ多くの塔頭を備えた大寺院でしたが、度重なる火災や戦乱により、そのほとんどが失われました。境内の撮影は条件付き(※)ですが、本堂前にはお釈迦様の誕生を祝う灌仏会(花祭り)で仏像に注ぐ甘茶の原材料となるあじさいの一種「甘茶」も植えられ、ガク咲きの可憐な姿を見ることができます。

※境内では、自撮り棒使用禁止、三脚・一脚使用禁止、および写生禁止となりますので、ご注意ください。

【あじさい開花状況】
・開花時期:6月上旬~7月上旬
・例年の見頃:6月中旬~6月下旬

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全国から集められた約200種の鉢植えあじさい/光則寺

画像提供:PIXTA
画像提供:PIXTA

長谷駅から徒歩6分。長谷寺と合わせて訪れたいのが、文永11年(1274)に創建された日蓮宗の光則寺です。日蓮聖人が佐渡に流罪になった際、日朗上人が幽閉されていた寺としても有名で、右手山中腹にはその時に幽閉された土牢が残されています。

境内には梅や椿など四季折々の花木が植えられ、4月上旬に薄紅色の花を咲かせるカイドウの巨木が有名。そして、約200種のヤマアジサイなどの鉢植えが、5月上旬~6月上旬に見頃を迎えます。少し遅れて、土牢石段や本堂横の庭園のあじさいが見頃を迎え、こちらもおすすめです。

【あじさい開花状況】
・例年の見頃:5月上旬~6月中旬

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七里ヶ浜と、あじさいと。絶景を愛でる/鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区

画像提供:(公財)鎌倉市公園協会
画像提供:(公財)鎌倉市公園協会

稲村ヶ崎駅から徒歩5分の鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区は、由比ヶ浜の南西端に突き出す懸崖にあります。公園入口には国指定史跡「新田義貞徒渉伝説地」の碑があり、展望台からは江の島や富士山、水平線に沈む美しい夕日を望み、「かながわの景勝50選」「関東の富士見100景」に選定される絶景スポットとなっています。

園内各所にあじさいが植えられていますが、特に頂上の展望台へ向かう一角にはあじさいが群生していて、あじさいと七里ヶ浜を一緒に撮影できるフォトポイントになっています。

【あじさい開花状況】
・例年の見頃:6月上旬~6月中旬

spot.5
あじさい観光の新定番!?御朱印やお守りにも!/御霊神社(鎌倉権五郎神社) 

鎌倉市坂ノ下にある御霊神社は、平安時代後期の創建といわれている古社。もともとは鎌倉一帯を治めていた鎌倉・梶原・村岡・長尾・大庭氏の五家の祖を祀ったことから「五霊社」とよばれていましたが、いつしか“五霊”が転じて“御霊”になりました。

あじさいの時期には、もうひとつ注目ポイントが。神社のすぐ目の前を江ノ電が走り抜け、あじさいと江ノ電が一緒に鑑賞できる数少ないスポットのひとつになっています。

御朱印にもあじさいが!期間限定ですからお見逃しなく。御朱印帳には、期間限定のオリジナルビニールカバーをかけると、ノーマルな御朱印帳の右下にあじさいが咲く仕掛けも。

そして、「あじさい守り」も要チェックのかわいらしさ。あじさいと江ノ電が同時に楽しめる御霊神社。鎌倉ならではのあじさいが楽しめるかもしれませんよ。

【あじさい開花状況】
・例年の見頃:6月上旬~6月中旬

■参考記事: 鎌倉あじさい観光の新定番!?「御霊神社」の御朱印帳には今だけの特別な秘密も (配信日:2019.06.06)

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いにしえから長谷を護る神社へ、聖地巡礼/甘縄神明宮

江ノ電由比ヶ浜駅から歩くこと5分。鎌倉大仏で知られる高徳院や、鎌倉文士ゆかりの鎌倉文学館など、観光スポットに事欠かない長谷エリアにひっそりと佇む、鎌倉最古といわれる神社「甘縄神明宮」。平城京の遷都と同じ和同3年(710)に、奈良の大仏建立の責任者として知られる行基による草創、地域の豪族・染谷時忠が創建したと伝わります。源氏とのゆかりも深く、とくに源頼義や源義家、源頼朝の崇敬を集めました。

鳥居の右手には、この地に館があったとの説がある安達盛長の石碑が置かれています。安達盛長は源頼朝の流人時代からの従者。鎌倉幕府では御家人として活躍し、『鎌倉殿の13人』のひとりに数えられています。境内には第8代執権の時宗が産湯に使ったとされる「北条時宗産湯の井」も。

数は多くありませんが、初夏になると、あじさいが見られます。青、紫、赤……色とりどりな季節の花を静かにのんびりと楽しめるのも、この神社ならではの過ごし方です。

【あじさい開花状況】
・例年の見頃:5月下旬~6月中旬

■参考記事:甘縄神明宮は『鎌倉殿の13人』のひとり、安達盛長ゆかりの地。2022年大河ドラマの聖地巡礼に! (配信日:2021.07.02)

 

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