【日枝神社】東京赤坂のパワースポット!ご利益や何の神様かについて徹底解説!
東京・赤坂にあり“山王さん”の愛称で親しまれている「日枝神社(ひえじんじゃ)」。古くから江戸城の鎮守神として祭られ、現在でも縁結びをはじめ、良縁・仕事運・商売繁盛などのご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。「日枝神社」の神使は、なんと「神猿(まさる)」とよばれる“おサルさん”。社殿の両脇には狛犬ならぬ“狛猿”も鎮座しているんです!そのほか、都内では珍しい「千本鳥居」や隠れパワースポットとして要注目の「猿田彦神社」など、あますことなくご紹介します!
Summary
「日枝神社」への分かりやすい行き方は?
「日枝神社」の境内へ続く参道は主に3つ。“男坂”ともよばれる「表参道」と山王橋をエスカレーターで進む「西参道」、千本鳥居の美しい「稲荷参道」です。
分かりやすくておすすめなのは、エスカレーターで南神門へ向かう「西参道」ルートです。写真の「山王鳥居」までは、地下鉄の千代田線赤坂駅(2番出口)、南北線・銀座線溜池山王駅(7番出口)から歩いて約3分。銀座線・丸の内線赤坂見附駅(11番出口)からも8分ほどで到着です。
ちなみにこちらが「表参道」です。千代田線国会議事堂前駅(5番出口)から歩いて5分ほど。
隔年・6月中旬に行われる江戸三大祭の一つ「山王祭」では、荘厳華麗な神輿を担ぎ、男坂の53段の石段を勇壮に駆け上がる姿を見ることができます。風情のある石段を進んで本殿に向かうのもおすすめですよ!
「日枝神社」ってどんなところ?
現在は東京・赤坂にある「日枝神社」ですが、そのはじまりは鎌倉時代初期の頃といわれています。当時は江戸城(現在の皇居)のなかに祭られていました。天正18年(1590)に徳川家康が江戸城を居城とするにあたり、徳川将軍家の産土神(うぶすながみ)としてあがめられ、その後、江戸城外に社殿を新築したことで、庶民も広く参拝ができるようになったのだそう。
さらに詳しく「日枝神社」の歴史を知りたい人は、境内の「宝物殿」へ!昭和53年(1978)に行われた、江戸城内御鎮座500年大祭の記念事業として造営されたここ「宝物殿」には、徳川家ゆかりの宝物も多数所蔵されています。
なかでも国宝・重要文化財に指定される刀剣31口は、どれも見ごたえ十分です。(宝物殿:10~16時、火・金曜休館)
本殿には狛犬ならぬ狛猿が!気になるご利益もチェック!
「日枝神社」の神使は「神猿(まさる)」とよばれる猿だとされています。御祭神である大山咋神(おおやまくいのかみ)が山の神であることから、山の守り神とされる猿が使いとして重宝されたのだとか。そのため本殿脇には狛犬ではなく、夫婦の「神猿像(狛猿)」が置かれているんです。
この“猿(さる)”という読みから転じて、「魔が去る(さる)」「勝る(まさる)」として魔除けや勝運の信仰を集めてきました。また、音読みが「猿=縁(えん)」に通じることから商売や恋愛のご縁を運んでくれるとも考えられています。
像をなでながら、厄除・魔除、良縁、夫婦円満などを願うとより大きなご利益を授かるとされていて、特に子ザルを抱えた母ザルに願うと“子授や安産”、父ザルは“仕事運・商売繁盛”の願いが勝る(まさる)といわれているそうですよ!
ご利益を手に入れたい!勝る(まさる)守り&御朱印帳
参拝後は“勝る(まさる)パワー”のお守りのチェックをお忘れなく!ここでしか出合えないキュートなお守り&御朱印帳がたくさんあります。
「守袋」をよく見ると、唐草模様のなかにかわいらしいサルの姿が!「守袋」自体は何も入っていない状態なので、「願い守」をなかに入れてから身に着けてくださいね。「願い守」は、厄除開運・身体健全・合格・山王御守など全7種、各500円。
隠れパワースポット1 都内では珍しい「千本鳥居」
「表参道」のちょうど反対側にあたる「稲荷参道」には、朱の連なりが美しい「千本鳥居」があります。都内に珍しい千本鳥居のうちの一つで、どこか厳かな雰囲気を感じることができます。「表参道」から参拝した人もぜひ訪れてほしいスポットです。
隠れパワースポット2 日枝神社の末社「猿田彦神社」「八坂神社」「山王稲荷神社」
さらに隠れスポットのご紹介を!今じわじわと人気を高めているのが、「日枝神社」の末社です。末社とは、神社や境内周辺に立つ小さなお社のこと。ここには「猿田彦神社」「八坂神社」「山王稲荷神社」の3社が並んで祭られているので、忘れずにお参りしておきましょう。
向かって右側にあるのは、みちひらきの大神とよばれ、物事をよい方向へ導いてくれるといわれる「猿田彦神」を祭る「猿田彦神社」です。学業や仕事などの開運のほか、何かをスタートするときにもご利益があるとされているので、年のはじめや新生活の際に訪れるのもおすすめ!
また、ここには「八坂神社」が一所に祭られています。“疫病退散”を祈ってお参りしてみてはいかがでしょう。
向かって左側に立つ「山王稲荷神社」は、「日枝神社」が現在の場所に移される以前からこの地に鎮座していたといわれている“地主神”です。地震や戦火などを免れて現在まで残った千代田区内唯一の江戸時代初期の木造建築で、本殿は千代田区の文化財にも指定されています。「山王稲荷神社」では、キツネの置物のほか、鳥居を模した絵馬を奉納することもできるので、願い事を記して祈願してみてはいかがでしょうか。
東京屈指のパワースポットの一つ「日枝神社」は、都心の真ん中にありながらもみどころの多いとっておきのスポットです。勝る(まさる)パワーを授かりに、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!
日枝神社周辺のおすすめグルメスポット3選
1. 看板商品の「レアチーズ」が絶品!「西洋菓子しろたえ」
昭和51年(1976)創業の洋菓子店。長年のファンも多い看板商品の「レアチーズケーキ」290円は、きめ細かく舌ざわりなめらかなクリームチーズとレモンの酸味が絶品で、何個でも食べたくなるはず。店舗の2階ではカフェ利用ができ、アンティーク調の落ち着いた雰囲気の中でケーキや焼き菓子を楽しめます。
■参考記事: 赤坂「西洋菓子 しろたえ」の名品・真っ白なレアチーズケーキ(配信日:2021.05.03)
2. 香港生まれのクラフトビール&チャイニーズフード「carbon brews tokyo」
香港発の注目クラフトビールブランド「carbon brews」の世界1号店となるタップルーム。多彩なクラフトビールとともに、伝統的な家庭料理や屋台飯を中心とした香港料理が楽しめます。おみやげに購入できるカラフルなパッケージの缶ビールもぜひチェックを!
■参考記事:気分は香港!赤坂「carbon brews tokyo」で楽しむクラフトビール&チャイニーズフード(配信日:2022.05.31)
3. 気分はプリンセス♪「迎賓館赤坂離宮」アフタヌーンティー
「迎賓館赤坂離宮」の一般公開日には、開放感たっぷりの前庭でぜいたくにアフタヌーンティーを楽しむことができます。紅茶は複数の茶葉が用意され、フード類もボリュームたっぷりで大満足間違いなし。本館見学をせずにアフタヌーンティーだけ利用する場合は、別途庭園入場料(一般300円)が必要です。
■参考記事:気分はプリンセス♪国宝「迎賓館赤坂離宮」前庭で優雅にアフタヌーンティーを。(配信日:2021.01.12)
日枝神社周辺のみどころ&体験スポット3選
1. 一度は行ってみたい!国宝の宮殿「迎賓館赤坂離宮」
さまざまな国賓や世界のVIPを迎えてきた「迎賓館赤坂離宮」。日本唯一のネオ・バロック様式の宮殿建築で、現在は国宝に指定されています。宮殿内部は現在通年で一般公開されており、創建時に輸入されたインテリアや煌びやかな天井画など、みどころ満載の館内をじっくり見学できます。庭園に面したラウンジ「Kinkei」でのランチもおすすめです。
■参考記事:一度は行ってみたい国宝の宮殿!豪華絢爛の「迎賓館赤坂離宮」が面白い(配信日:2019.09.30)
2.「赤坂氷川神社」で“縁むすび参り”を体験
古くより縁結びの神として信仰されている「赤坂氷川神社」で、毎月1回行われる「縁むすび参り」。その効果が絶大だとして、予約受付開始後わずか数分で定員がいっぱいになるほど注目を集めています。毎月1日9時に公式サイト上で予約がスタートするので、参列してみたい人はチャレンジを!
■参考記事:10分で満席の良縁祈願とは!?困難な恋に効く“縁むすび参り”を体験(配信日:2019.03.15)
3. 71室全てで違うアートが楽しめる「ホテルリズベリオ赤坂」
まるでギャラリーに泊まっているかのように、ハイセンスな空間が広がるスタイルホテル。
「目覚める」「覚醒する」をコンセプトに71の客室それぞれに描かれたアートや、「未完」をテーマにしたオリジナルロゴなど、感性を刺激する作品が随所に散りばめられています。1階併設のレストランでいただく朝食も好評。
■ホテルリズベリオ赤坂
ほてるりずべりおあかさか
住所:東京都港区赤坂3-18-1
電話:03-5549-2150
チェックイン:14時~
チェックアウト:~11時
料金:3720円~(セミダブル2名1室利用時・税サ込)
■参考記事:「ホテルリズベリオ赤坂」でまるでギャラリーに泊まる体験を!71室全てで違うアートがお出迎え(配信日:2021.05.07)
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
Assistant:茨木幸子
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