【奈良県】おすすめ観光スポット26選｜世界遺産、歴史的スポットから若者向け映える絶景スポットまで

おでかけ 2025.02.01

【奈良県】おすすめ観光スポット26選｜世界遺産、歴史的スポットから若者向け映える絶景スポットまで

おでかけ観光スポット散歩公園城・城郭寺社

古都・奈良。国宝や世界文化遺産に指定された建造物・仏像が数多く残る、日本を代表する観光地です。今回は、『るるぶ&more.』で過去掲載した記事から、奈良県のおすすめ観光スポットをエリア別にご紹介します。東大寺や興福寺、春日大社など、奈良観光で訪れるべき王道の名所はもちろん、知る人ぞ知る穴場・絶景スポットもご紹介。奈良県へ、いにしえの日本に想いを馳せる旅に出かけてみませんか？

Summary

【宇陀・桜井・山の辺の道】観光スポット

Spot.1
【室生寺】美仏＆美建築が目白押し！

奈良有数の名刹のひとつ「室生寺（むろうじ）」は、奈良時代に創建された由緒あるお寺。宇陀の自然豊かな山の中に広がる境内には、美麗な国宝・五重塔をはじめ、たおやかなたたずまいの平安期の仏像など、貴重な文化財がたくさん。古くから女性の信仰も篤く、「女人高野（にょにんこうや）」の名でも親しまれてきました。

山の斜面に沿うように広がる境内で、ほれぼれと見とれてしまうのが国宝・五重塔。高さ16mと小ぶりで、森の中にそっとたたずむ優美な姿は「日本一小さく、美しい五重塔」としても知られています。奈良時代に建てられて以来、一度も焼失していないというのも驚きです。

周囲の自然と調和する建物に加え、室生寺は国宝3体を含む美仏の数々でも知られています。平安時代に建てられた「金堂」はまさにその宝庫です。

初夏や夏の緑の美しさもさることながら、春には約3000株のシャクナゲが境内を彩り、秋の紅葉シーズンには夜間ライトアップも開催。忙しい日常を忘れて、自然あふれる境内を巡るひとときは最高のリフレッシュタイム。ぜひ、訪ねてみてください。

■参考記事：奈良「室生寺」の見どころは？お寺ガール必見の美仏＆美建築が目白押し！御朱印もお忘れなく（配信日：2019.01.13）

Spot.2
【室生山上公園芸術の森】青空と山、水が織りなすフォトジェニック空間！

奈良の名刹「室生寺」から車で山道をのぼること約10分。「室生山上公園芸術の森（むろうさんじょうこうえんげいじゅつのもり）」は、自然豊かな室生の里に広がる野外ミュージアムです。設計・デザインを手がけたのはイスラエル出身の世界的彫刻家で、環境芸術の世界的一人者でもあるダニ・カラヴァン氏。彼が手がけるさまざまなモニュメントが、周囲の大自然と呼応しながら美しいランドスケープを描き出しています。

南北に広がる敷地面積は、なんと約7.8ha。自然の地形をそのまま生かしているため、ゆるやかなアップダウンがあり、見晴らしも抜群です！
湖に浮かぶのは3つの島「鳥の島」「ピラミッドの島」「ステージの島」。「ピラミッドの島」のオブジェの材質は鉄で、赤茶色に錆びた感じがカッコいい！大地の赤色のように周囲の山や森としっくりなじんでいます。

青い空、緑豊かな山々、爽やかな風と軽やかに調和するモニュメントは、まさにインスタジェニック。のどかな大自然の中で、現代アートに浸るひとときを過ごしてくださいね。

■参考記事：「室生山上公園芸術の森」は青空と山、水が織りなすフォトジェニック空間！（配信日：2018.12.26）

Spot.3
【曽爾高原】絶景！金色に輝くススキの草原

奈良・三重県境にある、標高849mの亀山麓に広がるなだらかな高原。山全体が草原の亀山は新緑が美しく、秋は一面ススキに覆われます。陽光を受けて金色に輝く景色は見事！谷を隔てた正面には、屏風岩、兜岳や鎧岳などの奇峰が見えますよ。

Spot.4
【室生龍穴神社】龍神が住むパワースポット

室生寺から東に室生川を1kmほどさかのぼった場所にある「室生龍穴神社（むろうりゅうけつじんじゃ）」。龍神を祭り、雨乞いの神として知られ、平安時代には朝廷から雨乞いの使者が遣わされたといわれています。社殿は近世以降のもので、1kmほど山中に分け入った所に龍神が住むという龍穴が口を開けていて、その横からは龍のように神々しい滝を見ることができます。

Spot.5
【長谷寺】古典文学にも数多く登場

西国霊場第8番札所で、朱鳥元年（686）に、道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図を西の岡の石室に安置したことが始まり。神亀4年（727）に徳道上人が聖武天皇の命を受け、東の岡に十一面観音像を安置したといわれています。

その後、度重なる火災に遭いましたが、朝廷や豊臣秀長らの援助もあって再興。舞台造の本堂は、慶安3年（1650）に徳川家光によりに再建されたのもので、仁王門から本堂へと続く登廊は399段の石段になっています。銅板法華説相図と本堂は国宝、室町時代作の高さ10mの本尊十一面観音立像は重要文化財に指定されています。境内にはそのほか数多くの重要文化財があり、寺宝は宗宝蔵で春と秋に拝観が可能です。

Spot.6
【宇陀市歴史文化館薬の館】大宇陀の歴史を今に伝える

「宇陀市歴史文化館薬の館」は、製薬の町、大宇陀の歴史がわかるミニ資料館。旧街道筋に面して立ち、銅板葺きの看板が掛けられ昔の風情を今に伝えています。文化3年（1806）から薬問屋を営んでいた細川家住宅を改修したもので、アステラス製薬（旧藤沢薬品）の創業者の母はこの家に生まれました。細川家ゆかりの藤沢薬品に関する資料なども展示されています。

■参考記事：【奈良・大宇陀】江戸時代の面影を残す、小さな旧城下町のおすすめスポット９選（配信日：2024.03.29）

Spot.7
【大神神社（三輪明神）】日本最古の神社！真摯な祈りを三輪山へ

JR奈良駅から桜井線で約30分、三輪駅から5分ほど歩いたところにある、日本最古といわれる神社「大神神社（おおみわじんじゃ）」。「三輪の明神さん」「三輪明神」と親しまれ、産業、治病、方除（ほうよけ）など、生活全般の守護神として全国から参拝者が訪れています。近年では、恋愛成就のパワースポットとしても注目が！

木々に囲まれた静かな参道をゆっくりと進むと拝殿が現れます。鎌倉時代に建立され、寛文4年（1664）に徳川家綱によって再建された国の重要文化財です。拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して三輪山を拝む…原初の神まつりの姿を今に伝えてくれる日本最古の神社です。

お参りの後にぜひチェックしたいのが、うさぎのお守りたち。ぷにっ！とした触り心地に癒やされる「源氣（げんき）うさぎ守」は、手の中でそっと握りながら大神神社の鎮魂詞（いのりのことば）「幸魂（さきみたま）、奇魂（くしみたま）、守給（まもりたまへ）、幸給（さきはへたまへ）」と3回唱えてお祈りしましょう。日本最古の由緒ある神社で恋愛成就を願えば、ご利益がありそうな予感。

■参考記事：年末までに叶えたい！奈良・日本最古の神社で恋愛成就祈願（配信日：2019.11.08）

【吉野・五條】観光スポット

Spot.1
【吉野山】山々を染める関西随一の桜の絶景

古来多くの桜が献木され、シロヤマザクラを中心に約3万本の桜が密集している「吉野山（よしのやま）」。麓から順に下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれていて、標高差により3週間近くの間、山のどこかでお花見ができます。開花期は山全体が桜色に染まり、“一目に千本見える”ほどの豪華さという意味で「一目千本」とも称されているほど。桜の開花時期に合わせて夜はライトアップも開催。新緑の季節や紅葉も趣がありますよ。

■参考記事：【2023最新】関西の花の名所15選！おすすめおでかけスポット（配信日：2023.04.01）

Spot.2
【金峯山寺蔵王堂】日本最大の秘仏を祀る修験道の聖地

吉野山の尾根上にひときわ高くそびえる「金峯山寺蔵王堂（きんぷせんじざおうどう）」。修験道の開祖、役行者（えんのぎょうじゃ）によって奈良時代に開かれた金峯山寺の本堂（国宝）で、高さは約34m。木造古建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさです。

堂内には杉、檜、ナシ、ツツジなど、自然木をそのまま使った68本の柱が林立し、山岳宗教の荒々しい雰囲気を漂わせています。3体ある本尊の蔵王権現は高さ7mの巨像で、国内最大といわれる厨子に納められた秘仏です。