
福島県の観光スポットおすすめ28選! 絶対外せない人気観光名所から穴場まで
全国第3位の面積を誇る福島県は、地域ごとに異なる特色が魅力。今回は『るるぶ&more.』で過去掲載した記事から、福島県のおすすめ観光スポットをエリア別にご紹介します。磐梯山や猪苗代湖など自然の絶景スポットから、歴史的名所が数多くある会津地方、松尾芭蕉が訪れたとされる名湯や人気のレジャー施設まで、みどころが満載です。都心からのアクセスも便利なので、1泊などの小旅行にもおすすめですよ。
Summary
Spot.1
【大内宿】江戸時代へタイムスリップ! レトロな町並みさんぽ
福島県・南会津エリアの人気スポットといえば、江戸時代に宿場町として栄えた「大内宿(おおうちじゅく)」。約500m続く道沿いに茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ町並みは、まるで昔話の世界のようで、レトロな雰囲気たっぷりです。それぞれの建物は、郷土料理を提供する食事処やみやげ物店になっていて、懐かしい雰囲気の中で散策が楽しめますよ。
また、一番奥に位置する見晴台は、「大内宿」を上から一望できるビューポイント。ちょっと勾配が急な石段をのぼってすぐのところにあります。小高い丘の上から見渡す一直線の町並みは見事です!
■参考記事:【福島・大内宿】江戸時代へタイムスリップ!レトロな町並みさんぽ(配信日:2022.12.01)
Spot.2
【塔のへつり】自然によって造られた岩の造形美
「大内宿」から車で15分ほどの距離にある「塔のへつり(とうのへつり)」は、自然によって造られた荒削りな岩の造形美を間近で観賞できる景勝地です。全長約200mにわたって立ち並ぶ柱状の断崖には一本の吊り橋が架かっており、川の真ん中から、あるいは橋を渡ったりしながら、景色を楽しむことができます。
周辺はおみやげ処や軽食を提供する休憩スポットがあり、駐車場も目の前なのでアクセスが楽! ‟東北の駅百選”に選ばれた無人駅「塔のへつり駅」からも350mほどなので、車がなくても列車で気軽に行けそうです。
吊り橋を渡った先にはもうひとつみどころが。足元が不安定な石段を慎重にゆっくり上っていくと、吊り橋を真上から望めるビュースポットに到着。木の葉が揺れるすき間から見える風景はとっても風情があり、なんだかパワースポットのよう。洞窟の奥には坂上田村麻呂が創建したと伝えられる虚空蔵菩薩が祭られています。
手すりも少なく、急こう配な岩の上なので無理は禁物ですが、十分に安全に配慮しながらその唯一無二の景色を楽しんでみてくださいね。
■参考記事:【福島・大内宿】江戸時代へタイムスリップ!レトロな町並みさんぽ(配信日:2022.12.01)
Spot.1
【花見山公園】福島の街を見下ろす桜咲き誇る桃源郷
「花見山公園(はなみやまこうえん)」は、花木栽培農家が60年以上かけて作り上げた花の名所です。2月にはロウバイ、3月にはウメ、4月には十数種類のサクラやレンギョウ、ボケやハナモモなどが見ごろを迎え、その景観は“桃源郷”とよばれるほどの華やかさ! シーズン中には多くの観光客が訪れる、福島市屈指の花スポットです。
花見山の山頂からの、福島市街地や吾妻連峰、安達太良連峰の眺望も見事。色彩豊かな風景を楽しんでみてください。
■参考記事:【福島】カラフル&幻想的な絶景10選 映えを楽しむ撮り旅へ!(配信日:2023.10.07)
Spot.2
【磐梯吾妻スカイライン】東北屈指の紅葉の名所として名高い絶景ロード
磐梯高原は福島随一の人気を誇るドライブスポット。「磐梯吾妻スカイライン(ばんだいあづますかいらいん)」は、福島市高湯温泉~浄土平~土湯峠間の約28.7kmを結ぶ絶景ロードです。
高湯温泉から浄土平までの上りには不動沢渓谷や天狗の庭などのみどころがあり、遠くには福島市街一帯を見渡すことができます。また、浄土平から土湯峠は下りになり、磐梯山や猪苗代湖を遠望。初夏は新緑がまぶしく、秋には一面の紅葉が広がる非日常の風景の中、爽快なドライブが楽しめます。
■参考記事:【福島】東北屈指の紅葉の名所として名高い絶景ロード/磐梯吾妻スカイライン(配信日:2023.08.18)
Spot.3
【飯坂温泉】松尾芭蕉も立ち寄ったといわれる歴史ある温泉
「飯坂温泉(いいざかおんせん)」は、飯坂町を流れる摺上川の両岸に、大型ホテルや旅館を中心とした30軒以上の宿泊施設が軒を連ねる温泉地。宮城県の鳴子温泉、秋保温泉とともに奥州三名湯のひとつとして知られています。
開湯は古く、日本武尊も飯坂の湯に浸かったと伝えられるほど、東北屈指の歴史を誇っています。また、「奥の細道」の旅の途中、松尾芭蕉も立ち寄ったとも。温泉街には、「鯖湖湯(さばこゆ)」など素朴なたたずまいの共同浴場が8カ所あり、浴衣姿に下駄を鳴らしながら外湯巡りを楽しむのもおすすめです。
Spot.4
【安達太良山】『智恵子抄』にも歌われた日本百名山
高村光太郎の詩集『智恵子抄』にも歌われている標高約1700mの「安達太良山(あだたらやま)」は、日本百名山に選ばれている美しい山。変化に富んだ地形を登って山頂を目指す「勢至平コース」「五葉松平コース」などが整備されているので、高山植物や初夏に咲くシャクナゲの花などを眺めたり、岩山から四方の山々を見渡したりしながら、高原ハイキングが楽しめます。
山の8合目まで一気に行けるロープウェイも運行しています。(ロープウェイの営業については「あだたら高原リゾート」TEL:0243-24-2141に問合せ)
Spot.5
【四季の里】四季折々の花と中世ヨーロッパ風の建物が調和
福島市南西部に位置する「四季の里(しきのさと)」は、芝生に覆われた広々とした敷地に、こけしの絵付けやガラスの絵彫りが体験できる工芸館、農園レストラン、水車小屋、農村いちばなどが点在する農村公園。吾妻山麓を背景に四季折々の花や、中世ヨーロッパ風の煉瓦造りの建物が見事に調和しています。地元素材を使用して作られたジェラートもぜひ味わってみて。
Spot.1
【郡山布引風の高原】33基の巨大風車の下ひまわりが咲き誇る
磐梯山や猪苗代湖が一望できる標高約1000mの「郡山布引風の高原(こおりやまぬのびきかぜのこうげん)」。日本最大級の風力発電である、33基の巨大風車の下には夏はひまわりが咲き誇り、一面黄色に染まります。
■郡山布引風の高原(こおりやまぬのびきかぜのこうげん)
住所:福島県郡山市湖南町赤津馬頭原
TEL:024-983-2117(郡山市湖南町観光協会)
営業時間・定休日・料金:散策自由、冬期は通行止め
■参考記事:【福島】カラフル&幻想的な絶景10選 映えを楽しむ撮り旅へ!(配信日:2023.10.07)
Spot.2
【あぶくま洞】スリルと冒険気分が味わえる!
悠久の歳月をかけて創られた全長4218.3m、公開部約600mの鍾乳洞「あぶくま洞(あぶくまどう)」。年間を通して気温15℃の洞内には、天井から大きく下がる鍾乳石や床下からタケノコのように堆積してできる石筍など、千変万化の神秘的な世界が続いています。照明の中にさまざまな鍾乳石が浮かび上がって見える、高さ約29mもの「滝根御殿」は迫力満点。一般コースから分かれる長さ約120mの探検コース(別途300円)は狭いところを進むため、スリルと冒険気分を味わうことができると人気ですよ。
Spot.3
【リカちゃんキャッスル】かわいいが止まらない! 大人も楽しめるお城
「リカちゃんキャッスル(りかちゃんきゃっする)」があるのは福島県中通り中部に位置する小野町。車を走らせていると、白と水色のパステルカラーが印象的な西洋風のお城が見えてきます。ここはリカちゃん人形を作る工程を見学できる日本で唯一のお城で、ほかにもドレスをレンタルして記念撮影を楽しんだり、自分だけのリカちゃん人形を作ったりすることができます。
毎日10時と14時にはリカちゃんと対面できるイベントがあり、14時のイベントでは、お手持ちのスマートフォンやカメラなどで、リカちゃんとの写真撮影ができます。
2階へ上がると、歴代のリカちゃんが揃うミュージアムや、人形の製造過程が見られる見学スペースが。メイクを施す彩色から組み立てまでの流れで、職人さんたちが実際に作業している様子を見学することができます。
「お人形教室」では、見学した工場で製造されたリカちゃんのドールに、自分好みのドレスや小物をコーディネートしてオリジナルリカちゃんの制作が可能。合わせるドレスや小物も何種類もあるので、子どもも大人も夢中になること間違いなしです。
子ども向けのテーマパークと思いきや、大人でも楽しめるコーナーもあって、わざわざ足を運んででも訪れる価値あり! ぜひみなさんもリカちゃんワールドに浸ってみてくださいね♪
■参考記事:かわいいが止まらない!オトナも楽しめる「リカちゃんキャッスル」(配信日:2022.10.09)
Spot.4
【磐梯熱海温泉】落ち着いた雰囲気を漂わせる「郡山の奥座敷」
「磐梯熱海温泉(ばんだいあたみおんせん)」は、低い山あいを流れる清流・五百川沿いの温泉地。「郡山の奥座敷」ともよばれ、落ち着いた雰囲気を漂わせる趣のある和風旅館が多く立ち並びます。
歴史は古く、さかのぼること南北朝時代。不治の病を患った京の公家の娘「萩姫」が、「京から五百番目の川に霊泉あり」とのお告げにより磐梯熱海の地を訪れ、ここに湧き出る湯に浸かったところ、たちまち完治したという伝説が残っています。アルカリ性単純温泉の肌ざわりのいいお湯は“美肌の湯”として親しまれ、やけどや外傷、皮膚病などによい名湯として古くから知られています。
Spot.5
【三春滝桜】一生に一度は見たい! 樹齢1000年以上のベニシダレザクラ
日本三大桜のひとつ「三春滝桜(みはるたきざくら)」は、樹高13.5m、根回り11.3mほどの巨木で、江戸時代から大切に保護されてきた国の天然記念物です。いまでも成長中の「三春滝桜」の姿を一目見ようと、春には全国から20万人以上が訪れます。開花状況は、三春町の観光情報サイト「Find!三春」からチェックできますよ。
夜には滝桜がライトアップされて幽玄な世界に導いてくれます。三春町内では「滝桜の娘」と言われるシダレザクラをはじめ、約1万本の桜が咲き競います。中には樹齢450年以上の古木もあるので、滝桜の前後に訪ね歩くのもおすすめです。
■参考記事:一生に一度は見たい! 樹齢1000年以上のベニシダレザクラ「三春滝桜」(配信日:2020.03.03)