【2023最新】京都でおすすめの町家・古民家カフェ22選|京都ならではのお寺境内のカフェも!
京都へ観光で訪れたなら、ぜひ行ってみたいのが町家カフェや古民家カフェ。古都京都には、築100年以上の町家や歴史的にも貴重な建物を、当時の風情や趣を残しながら丁寧にリノベーションしたカフェが数多く点在します。今回は『るるぶ&more.』でご紹介したなかから、おすすめの人気町家・古民家カフェをご紹介。情緒あふれる空間で、京都の長い歴史に想いを馳せる時間を過ごしてみて。
Summary
- 【蹴上】関西1号店は、京町家をリノベした素敵空間/ブルーボトルコーヒー 京都カフェ
- 【四条】これぞ京都なロケーションでこだわりランチ/D&DEPARTMENT KYOTO(d食堂)
- 【祇園四条】二寧坂の伝統的建造物がスターバックスに!/スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店
- 【烏丸】老舗が提案するサステナブルなおもてなし/小川珈琲 堺町錦店
- 【丸太町】細い路地奥の袋地にある、隠れ家的なギャラリーカフェ/好文舎
- 【七条】茶筒を鑑賞しながら、おいしいお茶でホッとひと息/Kaikado Café
- 【京都駅】お茶×創作菓子のペアリングコース/○間-MA-
- 【五条】サステナブルな風が吹く築約100年の京町家/食と森
- 【市バス上七軒】「植物をたのしむ喫茶室」でいただく野草茶/雪月の鳥 / 土と植物と手仕事
- 【神宮丸太町】梨木神社の旧茶室がカフェスタンドに!/Coffee Base NASHINOKI
- 【祇園四条】蔵を改装したレトロモダンなカフェ/NiKEN CHAYA CAFE
- 【清水五条】記憶に残る“京都の親戚のおうちごはん”モーニング/蘇谷
- 【祇園四条】目の前で紡ぎ出される極細モンブラン/和栗専門 紗織
- 【清水五条】京町家を改装したスタイリッシュなコーヒースタンド/loose kyoto
- 【大宮】古い町家をリノベーションしたアート空間は必見!/ACTUAL KYOTO
- 【京都駅】坪庭を眺めながらお茶とスイーツをいただく優雅な時間/aotake
- 【鞍馬口】映画のロケ地にも!居心地のよい町家カフェ/喫茶 Prangipani
- 【市バス四条高倉】絶品自家製パンと本格ランチに舌鼓!/RUFF
- 【烏丸御池】ショコラ専門店ならではのスイーツを、町家カフェで/ベルアメール京都別邸 三条店
- 【四条】NEW町家カフェで味わうご褒美パフェ/CLASSLOBE
- 【五条】砂糖にこだわったドリンク&スイーツを満喫!/糖太朗
- 【四条大宮】肉じゃが、フォアグラ…おかずが主役のかき氷/氷水屋 BANKS
Shop.1
【蹴上】関西1号店は、京町家をリノベした素敵空間/ブルーボトルコーヒー 京都カフェ
「ブルーボトルコーヒー 京都カフェ」があるのは、蹴上(けあげ)駅から徒歩5分ほどの場所。美しい庭園で有名な南禅寺や、蹴上インクラインのほど近くで、京都観光のついでに立ち寄りやすい立地です。
築100年以上の京町家をリノベーションした建物は、壁や外壁などに当時の雰囲気を残しながら、テーブルやチェアなどの調度品は実にモダン。
カフェスペースはノスタルジックで開放感のある素敵な空間。むき出しの土壁、趣ある柱や梁に、コンクリートのカウンターや大きな窓ガラスなどのモダンさが融合しています。
「ブルーボトルコーヒー」は地域の雰囲気になじんだ店舗作りを目指しているそうで、確かに京町家の風情と洗練されたカフェの雰囲気がよく合っています。
「コールドブリュー」は時間をかけて水出ししたアイスコーヒーで、熱湯で抽出してから冷やしたものよりもスッキリとした口当たり。フルーティーな味わいも特徴。
街に溶け込みながら、創業者の精神を受け継いで高品質なコーヒーを提供する「ブルーボトルコーヒー 京都カフェ」。コーヒーの味や香りにしっかりと向き合い、日々研究を重ねて引き出された細やかな味わいに、チェーン店とは思えないレベルの高さを感じました。
■参考記事:「ブルーボトルコーヒー」の関西1号店は、京町家をリノベした素敵空間(配信日:2018.07.11)
Shop.2
【四条】これぞ京都なロケーションでこだわりランチ/D&DEPARTMENT KYOTO(d食堂)
ロングライフデザインをテーマに活動する「D&DEPARTMENT(でぃーあんどでぱーとめんと)」の京都店と、カフェ「d食堂(でぃしょくどう)」があるのは、京都市下京区にある本山佛光寺の境内。
のんびりできる座椅子席でいただく「d食堂」のお目当ては「京都定食」です。お米、野菜、豆腐、湯葉、漬物など、定食を構成する食べ物のほとんどが、京都を中心とした近畿のお店で作り、販売されている食材でできたもの。
メニューには、ひと皿ごとに、誰の作った何を使っているか記されています。たとえば志ば漬の「志ば久」なら大原三千院の近く、「ゆう豆の湯葉」ならかやぶきの里で有名な美山町など。それぞれスタッフたちが足を運び、話を聞いて、店で紹介する素材として選んでいるそう。
選りすぐりの京都食材を使った「京都定食」を食べれば、一気に京都旅行の気分が盛り上がりそうですね!
■参考記事:京都の「D&DEPARTMENT」は、お寺の境内!これぞ京都なロケーションでこだわりランチ(配信日:2019.03.10)
Shop.3
【祇園四条】二寧坂の伝統的建造物がスターバックスに!/スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店
京都きっての観光地・清水寺は参道を上りつめた先にあり、一念坂・二寧坂・産寧坂といった坂道の両側には多くのみやげ物店などが並び、界隈全体が観光名所となっています。
この風情あふれる街並みに白暖簾をかける古い日本家屋が「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」です。京都の歴史的景観を守り続けている地域にあって、外観からは一瞬スターバックスとわからないほど、周囲に溶け込む工夫がなされています。
こちらは人々を誘う行灯のようなカウンター。ドリンクを待つ間にも奥のお庭を楽しめます。天井や柱に残る歴史の面影を探しつつ、この時点でもう、非日常の極み。
スタッフさんイチオシのドリンクは、抹茶パウダーを増量し、チョコレートソースをトッピングした「抹茶ティーラテ」のカスタマイズ。抹茶増量で抹茶のうま味をより深く味わえます。抹茶、ミルク、チョコレートのコントラストもかわいく、海外からのゲストにも人気だそう。
希少価値の高い日本家屋の建築美を近くで味わえると人気の「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」。あまり待たずに入るなら早朝か、清水寺が閉まる18時(季節により変更あり)以降がおすすめですよ。
■参考記事:【地域限定の特別なスターバックス】清水寺界隈の伝統的な日本家屋でくつろげる「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」(配信日:2022.12.02)
Shop.4
【烏丸】老舗が提案するサステナブルなおもてなし/小川珈琲 堺町錦店
「小川珈琲 堺町錦店(おがわこーひー さかいまちにしきてん」は、京の台所として地元の人にも観光客にも親しまれる、錦市場からほど近い場所にあります。
築100年以上の伝統的な京町家を改装した店舗の扉を開けると、黒やグレーのシックな色味で統一された空間が広がります。梁など、町家の要素を残しながら、スタイリッシュな家具を配するなど、町家に現代風のエッセンスを取り入れています。
こちらで扱っているコーヒーは、生産者の暮らしと自然環境保護の力添えとなる、独自の基準を満たした「GRANCA(グランカ)」とよばれるエシカルコーヒー。これらの銘柄のブレンドを中心に8種類のコーヒーが楽しめます。
コーヒーはオーガニックコットンを使用したネルドリップで抽出。ペーパードリップよりもお湯が通り抜けるのが早く、コーヒーオイルを多く抽出しやすいので、やわらかく、マイルドな口当たりになるそうです。
モーニングメニュー(7~11時)でおすすめなのが、炭焼きトースト 糀バター、目玉焼きとポテト入りソーセージ。パンは京都産小麦食パンか、全粒粉食パンの2種類から選べます。
また、バターには京都の老舗酒蔵「佐々木酒造」の米糀を混ぜ込んだり、卵は丹波産のものを使ったりと、メイドイン京都にとことんこだわった食材を使用。「京都に来た!」という気持ちを更に盛り上げてくれそうですね♪
■小川珈琲 堺町錦店(おがわこーひー さかいまちにしきてん)
住所:京都府京都市中京区堺町通錦小路上ル菊屋町519-1
TEL:075-748-1699
営業時間:7~20時(19時30分LO)
定休日:無休
■参考記事:2022年2月オープン!「小川珈琲 堺町錦店」。京都の老舗が提案するサステナブルなおもてなし(配信日:2022.04.16)
Shop.5
【丸太町】細い路地奥の袋地にある、隠れ家的なギャラリーカフェ/好文舎
御所の蛤御門(はまぐりごもん)から歩いて8分ほどにある隠れ家的なギャラリーカフェ「好文舎(こうぶんしゃ)」。建物と建物の隙間を縫うような細い道の奥、袋地とよばれる通路からは目立たない場所でひっそりと営まれています。
こちらの建物は、もともとは悉皆屋(しっかいや)といって、着物の染めや洗い張りをする商家だったそう。その広い敷地の真ん中にある坪庭に面した手前の和室が喫茶スペース。
さて、喫茶のメニューは、コーヒー、ほうじ茶、あんトースト、本日のお菓子とシンプル。骨董の器で提供されます。
コーヒーは、歩いて約5分の場所にあるコーヒーマイスターが自家焙煎する「カフェ デ コラソン」のコーヒー豆を丁寧にハンドドリップ。表面をカリッと焼き上げたトーストに、自家製のあんことバターを合わせた、定番のあんトーストとともにいただきます。トーストもご近所の、同じように路地奥の町家で営む「ぱんだより のどか」のパンを使用。トーストの熱でふわっと温かいあんこと溶けかけたバターが絶妙で、とっても美味です!
■参考記事:京都の古民家ギャラリーカフェ「好文舎」は、あるお店のケーキも持ち込める路地奥の隠れ家(配信日:2022.01.25)
Shop.6
【七条】茶筒を鑑賞しながら、おいしいお茶でホッとひと息/Kaikado Café
京都・七条駅から徒歩5分ほどのところにある「Kaikado Café(かいかどう かふぇ)」は、茶筒の老舗「開化堂」が「工芸を身近に感じてほしい」という思いからオープンしたカフェ。
レトロ感たっぷりの外観は、その昔、市電の作業詰所兼事務所として使われていた建物(登録有形文化財指定)だから。高い天井と窓越しの日差しにも癒やされるひととき。長居しちゃうこと間違いなしです!
店内のあちこちにディスプレイされた茶筒は、すべてが職人さんの手づくり。階段をあがった先に広がるおしゃれなショップで、お茶を待つ間のんびり買い物や鑑賞するのもおすすめです。
熊本産の紅茶と緑茶をほどよくブレンドした「Kaikadoスーパーナチュラルブレンド」900円は、すっきりとした飲み口が人気。最後にフワッと立ち上がる緑茶の香りがなんとも贅沢!
オリジナルの紅茶と一緒に味わいたいのが「Kaikadoチーズケーキ」。コロンとかわいいフォルムは茶筒をイメージして作られたもの。さわやかな酸味と、クッキー生地の食感を楽しんで!
■参考記事:手づくり茶筒の老舗「開化堂」プロデュース。おいしいお茶とスイーツのほっこりカフェ(配信日:2019.03.22)