
長野県の観光スポットおすすめ38選! 絶対外せない人気観光名所から穴場まで
日本アルプスとよばれる3つの大きな山脈を有する長野県は、起伏に富んだ雄大な自然に出合えるスポットとして人気です。今回は『るるぶ&more.』で過去掲載した記事から、長野県のおすすめ観光スポットをエリア別にご紹介します。高原リゾートとして人気の軽井沢や上高地、松本城や善光寺などの名所旧跡、温泉など多彩な観光スポットがいっぱい! フルーツや野菜、おやきなど、長野県ならではの名産・名物もぜひ味わってみて。
Summary
Spot.1
【善光寺】一生に一度はお参りに訪れたい!
日本最古と伝わる「一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)」を御本尊とする「善光寺(ぜんこうじ)」。約5万9000㎡の境内に、大勧進・大本願と39の宿坊からなる大寺院です。創建以来約1400年、源頼朝や武田信玄、徳川家康など、時の権力者からの信仰が厚く、江戸時代になると庶民の参詣も増えました。「一生に一度は善光寺参り」、「牛にひかれて善光寺参り」の言葉で全国的に知られ、年間約600万人もの参拝者が訪れます。
善光寺詣にかかせないお戒壇めぐりは、本堂床下の真っ暗な回廊を手さぐりでめぐり、ご本尊の下にある極楽の錠前にふれてご本尊とご縁を結ぶというもの。毎朝行われるお朝事の前後に、住職が参拝者の頭を数珠で撫でて功徳を授けるお数珠頂戴もぜひ。(状況により中止になる場合あり、詳細は要問合せ)
Spot.2
【戸隠神社】歴史ロマンの古道をたどる
「戸隠神社(とがくしじんじゃ)」は、戸隠山の麓に鎮座する奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の総称。紀元前210年に創建され、平安期には修験道の霊場となりました。一帯には奥社までの参拝路や修験者の道、新潟県まで続く越後路、戦国武将も行き交った軍用路などがあり、その一部が戸隠古道として整備されています。奥社へ続く杉並木は県の天然記念物で、パワースポットとしても人気です。お守りを受けるなら中社へ。
■参考記事:清涼な空気と緑に包まれる。戸隠高原、神秘のパワースポットめぐり(配信日:2021.07.26)
Spot.3
【戸隠高原 鏡池】戸隠連峰の四季を映し出す絶景ビューポイント!
戸隠連山の山並みと周囲の木々が青い湖面に映し出される情景が、神秘的で美しいと話題の人気撮影スポット「戸隠高原 鏡池(とがくしこうげん かがみいけ)」。戸隠連峰が水面に映り込む様子を見るなら早朝がおすすめです。春の新緑や秋の紅葉の時期は特に美しく、四季折々にさまざまな表情を見せてくれます。湖畔の遊歩道は約30分で一周できるので、のんびり散策してみてくださいね。
■参考記事:清涼な空気と緑に包まれる。戸隠高原、神秘のパワースポットめぐり(配信日:2021.07.26)
Spot.4
【真田宝物館】真田家伝来の大名道具を展示
松代藩真田家に伝来した大名道具を展示・公開している「真田宝物館(さなだほうもつかん)」。天正3年(1575)の長篠の戦いで亡くなった真田信綱の青江の太刀(重要文化財)、昌幸着用の昇梯子の甲冑などの武具をはじめ、大名家の華麗な生活をしのばせる調度品や服飾、古文書、歴代藩主の書画など、収蔵品は多岐にわたります。
Spot.5
【OYAKI FARM BY IROHADO】おやきカルチャーを世界へ発信!
長野自動車道長野ICすぐそばにある「OYAKI FARM BY IROHADO(おやき ふぁーむ ばい いろはどう)」は、2025年に創業100年を迎えたおやきの老舗「いろは堂」の製造工場を併設した店舗です。長野県産木材を使用した建物は、ぬくもりがありながらもスタイリッシュで、とても印象的。この施設の約6割の敷地面積を占める工場部分では年間500万個の製造が可能。国内でも最大級の製造量を誇っています。
施設内には製造工程が見学できる約20mの見学通路もあり、その様子を目の前で見ることができます。また、カフェでは、おやき生地を使用したドーナツ風のホットサンドや、長野県長和町にある「長門牧場」のミルクアイスを使った「おやきアイスサンド」など、ここでしか味わえないおやきを使ったユニークなメニューを提供しています。
また、施設では“作る”という体験を通じて、おやきの魅力を知ることも。かつて長野県では家庭で日常的に作られていたおやき。時代の変化とともに、その光景は減りつつありますが、地域の文化を持続させていきたいと、この施設の中におやき作りが体験(公式サイト事前予約)できるコーナーを設けました。食べる、買うだけでなく、体験することで、より一層おやきを楽しめますね。
おやき作り体験予約:https://irohado.com/blogs/oyakifarm-news/news_202209_01
■参考記事:【長野県】2022年8月オープンの「OYAKI FARM(おやき ふぁーむ) BY IROHADO」が、おやきカルチャーを世界へ発信!(配信日:2022.09.13)
Spot.6
【道の駅「花の駅 千曲川」】新鮮野菜充実の直売所、カフェ、アクティビティも!
長野県北東部に位置する飯山市は、日本の原風景が残るのどかな里山。そんな飯山市にある道の駅「花の駅 千曲川(みちのえき はなのえきちくまがわ)」は、新鮮な野菜や果物をはじめ、おみやげなどが購入できる直売所や、カフェが集まる複合型の施設です。
直売所コーナーには地元農家でとれた新鮮な野菜や果物がたくさん並びます。特に、春は山菜、初秋にはシャインマスカットなど、旬の野菜や果物がラインアップされる入口手前のワゴンは要チェック!
「糖度が高くフルーツのよう」といわれる「スノーキャロット」の味を試したい人は、「Café里わ」でスノーキャロットのソフトクリームをぜひ。雪の下でじっくり熟成されたニンジンの天然の甘みとほどよい酸味が特徴の、ここでしか食べることができないご当地ソフトクリームです。モーニング(8時30分~10時、土・日曜、祝日は7時30分~)、ランチ(11~14時)の時間帯には、それぞれお得なメニューも楽しめます。
そのほか、「ビジターセンター」では、飯山を中心とした観光案内や、四季折々で楽しめるアクティビティを紹介、E-bikeのレンタルなどを行っています。暖かい季節にはE-bikeで市内観光するのもおすすめですよ。
■参考記事:【長野県飯山市】道の駅「花の駅 千曲川」がグランドオープン!新鮮野菜充実の直売所やカフェ、アクティビティも揃う複合施設に(配信日:2024.04.12)
Spot.1
【国宝 松本城】戦国と太平の世の両方を生きた約430年の歴史がここに
現存する五重六階の天守のなかでは日本最古の歴史を誇る「国宝 松本城(こくほう まつもとじょう)」。戦国の薫り残る堅牢強固な造りに、江戸期の辰巳附櫓と月見櫓が複合した、日本で唯一の連結複合式構造がみどころです。1つの城から2つの時代を感じ取れる、珍しい名城なんですよ。日没から22時まではライトアップも行われ、昼とはひと味違う荘厳なお城を見ることができます。
■参考記事:【長野・松本】北アルプスの玄関口で歴史とアートに親しむ、おとなの遠足へ(配信日:2023.05.01)
Spot.2
【松本市美術館】水玉のアートがお出迎え
珠玉の美術品を展示するコレクション展や企画展のほか、ワークショップやイベントも開催している「松本市美術館(まつもとしびじゅつかん)」。松本出身の世界的前衛芸術家・草間彌生さんの常設展示は必見! 水玉の蝶々や、犬のトコトンなど草間彌生さんの作品が出迎えてくれます。レストランや休憩スペースも併設されているので、ゆっくり見学を楽しんでみてください。
■参考記事:【長野・松本】北アルプスの玄関口で歴史とアートに親しむ、おとなの遠足へ(配信日:2023.05.01)
Spot.3
【国宝 旧開智学校校舎】文明開化の息吹を伝える
「国宝 旧開智学校校舎(こくほうきゅうかいちがっこうこうしゃ)」は、明治9年(1876)完成の擬洋風建築の代表とされる建物で、2019年に国宝に指定されました。擬洋風建築とは、文明開化を象徴する洋風と和風が混ざり合った建築のこと。外壁に漆喰で石のような模様を施すなど独自の意匠を随所に見ることができます。
■参考記事:松本観光に行くなら訪れたい!編集部おすすめスポット10選(配信日:2022.08.02)
Spot.4
【上高地】神秘の山々と清らかな水に癒やされる!
日本を代表する山岳リゾート「上高地(かみこうち)」。長野、新潟、富山、岐阜にまたがる中部山岳国立公園の一部で、長野県松本市の標高1500mのエリアに位置しています。
上高地へは、年間を通じてマイカー規制が行われています。松本市方面からは、車なら沢渡(さわんど)駐車場より、電車なら松本駅から松本電鉄上高地線の新島々(しんしましま)駅より、それぞれシャトルバスかタクシーで「上高地バスターミナル」へ向かいます。
そこから300mほど歩いたところが、上高地のランドマーク・河童橋(かっぱばし)。河童橋から梓川の上流を見れば、明神岳、前穂高岳、奥穂高岳、西穂高岳と、標高3000m級の秀麗な山々がそびえています。下流に目をやると、いかにも活火山らしいゴツゴツとした焼岳(やけだけ)が見え、その迫力に圧倒されますよ。
■参考記事:【長野県】山岳リゾート・上高地で神秘の山々と清らかな水、木々の緑に癒される(配信日:2023.11.04)
Spot.5
【明神池】透明感あふれる水面と森の緑が、息をのむほどの神々しさ!
カラマツの森に囲まれた神秘的な池が、「明神池(みょうじんいけ)」です。穂高神社奥宮の境内にあり、一之池と二之池の大小2つからなる池。梓川の低地に明神岳からの湧水がたまってできた透明感あふれる水面には、澄んだ空と森の緑が美しく映ります。
穂高神社奥宮の御祭神は穂高見命(ほたかみのみこと)で、北アルプスの総鎮守、海運交通の守り神、結びの神として鎮座。毎年10月8日の例大祭には、平安装束に身を包んだ神官らが2槽の御船で明神池を巡る、荘厳な御舟神事(おふねしんじ)が行われることでも有名です。
静寂のなか、そんな神聖な池を前に手を合わせて心静かに参拝すれば、パワーチャージも完了です!
■参考記事:【長野県】山岳リゾート・上高地で神秘の山々と清らかな水、木々の緑に癒される(配信日:2023.11.04)
Spot.6
【乗鞍高原】ハイキングの聖地! 誰もが気軽に大自然を味わえる場所
乗鞍岳の裾野に広がる「乗鞍高原(のりくらこうげん)」。白樺、ミズナラ、シラビソなどに囲まれた一帯は、初夏からレンゲツツジが咲きみだれる山野草の宝庫です。中心となる一の瀬草原には、池や湿原、白樺林が点在。一の瀬草原から牛留池にかけては、4月下旬~5月中旬にミズバショウが開花。希少な動植物も生息しています。
高原内は「Joyful Walks Norikura」という散策道が整備され、体力に合わせて、善五郎の滝や三本滝、一の瀬草原を巡るコースがあり通年で楽しめます。おすすめは、乗鞍観光センター~善五郎の滝~牛留池~あざみ池(一の瀬草原)~乗鞍観光センターをめぐる「のりくらトレイル」で、所要時間は約3時間です。